みなさまごきげんよう。
季節は冬を越えようとしている雰囲気で、つい最近まで雪が降ったりしていたのが
懐かしくは思いませんが本当に時間が過ぎ行くのがあっという間ですね。
あっという間というと2019年になってほぼ3ヶ月が過ぎてしまっていて
私は自身のバイクに乗らないままほぼ4ヶ月も過ごしてしまっていました。
お客様のバイクを預かっておきながら、自分は伸う伸うとバイクに乗る。と。
そういうのが申し訳ない気分で、当たり前ですがそりゃ皆さん乗りたいわけですから。
しかし今年からは定休日は絶対に休むと決めていて、密かに休む練習をしておりました。
主目的は2号機を手がける為なのですが、まずは休む事に感じる罪悪感を
コレをまず取り除かないといけないというわけでして
仕事、つまり作業自体が嫌という事が無いので始末が悪いのですが
訓練3ヶ月弱にしてようやく仕舞い込んでいたバイクに乗ってみた次第です。
そしてその理由づけとしてキャブをEキャブからCVへ戻してみました。
マニホールドを交換しないといけないので面倒くさいなと思っていたのですが
マニ交換の面倒くささの筆頭であるマニのフランジボルトを
工具がかかりやすい12ポイントのボルトに変更していたので楽ちんでした( ´∀`)
ここは本来六角穴付ボルトで、工具が入りづらく苛々するのですが
それはそれで恐らくトルク規制の為だと思われ
2次エア対策で締め過ぎるのを防止しているのだと思われます。
ここは構造上いくら締め込んでも2次エアは解消しないのは周知の通りなのですが。
そしてCV用ワンスロートキャブカバーキットにて仕上げますが
このキャブサポートは試作第1号でブリーザーホールが未加工で
加工方法も試行錯誤中でしたのでボルト穴の位置関係がちと微妙だったりするのですが
非常に思い入れの強い部品です。
4速ですのでヘッドのブリーザーはありませんから
固定ボルトは雰囲気重視にてスロッテッドボルトを使用しています。
パーカライズドっぽい表面処理はユニクロメッキを焼いただけだったりしますが。
で、このスロッテッドボルトは締め付けトルクを要する箇所には不適なのですが
ブリーザーボルトは肉薄でむしろトルクは弱い方がよろしいわけですから
ヘッドブリーザー車用のマイナス頭のブリーザーボルトを企画しようかなと。
雰囲気も良いですし、ブリーザーボルトを締め過ぎて折ってしまうトラブルも防げて
一石二鳥だと思います。
と、いうワケでスンナリとCVキャブに戻りまして
理由もできた事ですし久し振りに1号機を駆り出しました。
若干走るステージを間違えた感じで雪とかが残っちゃっていますが
移転前のEキャブ時代は走る場所が平地だったり高速だったりという事もあって
そのまま走るステージが峠中心に変わったのですが
私がメインで走っている勾配がきつくてツイスティーな峠だと
EキャブよりもCVの方がトルクの立ち上がり方が合っている感じです。
CVはEキャブに比べてトルクの出方がマイルドで
例えばコーナー立ち上がりでEキャブだとダッダッダッと路面を蹴るところが
CVではダダダダダッという感じで
全開するストレートも1秒に足らないくらいの我がホームコースでは
私の乗り方の場合はEキャブよりCVの方にアドバンテージがあるようです。
Eキャブでもタイヤがもう少しマトモであればトルク特性を生かせるのですが( ´∀`)
変な話、ロクでもないタイヤを履いているせいでトラクション管理がシビアで笑えますw
燃費もほとんど峠ガバ開けで走っても24km/lほどで
Eキャブで高速中心に大人しく走った時と同じくらいの数値ですので優秀ですね。
因みに以前Eキャブに交換した際の記事はこちら↓
これで飛距離がだいぶ伸びますので、少しは遠出してみたいなどと夢想する次第です。
言うてもワンタンク100kmのラインにやっと入っただけなのですが( ´∀`)
そして久し振りの1号機ですが
月並みな表現ですがやっぱり走っている間は何も考えなくてよく
たとえ数十分でも、それはこのトルクを直に感じている一瞬一瞬の積み重ねであり
私にとって必要不可欠の甘美な時間である事を再認識しました。
同時に、そういう時間へ連れて行ってくれて無事に家に帰してくれる
このオートバイを抱きしめたい気持ちでいっぱいになりました。
キモチワリーですがw
で、やはり皆さんにとっても同じ存在であるはずのバイクを
長々とお預かりするのはやはりよろしくなく
今の状況にきっちりケリをつけなければならないと襷を締めまして
来年度より少し体制を変えていこうと思っております。
因みに、現在お受けできる作業は
軽作業および車検を除いては4月以降のお預かりとなります。
ので、ご依頼の場合はお早めにご予約ご相談のほど宜しくお願い致します。
では
さらば!
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