みなさまごきげんよう。
一度パテまで行ったオイルタンクを作り直す。
これは単に作り手の我侭です。
本当であれば一刻も早く完成させてオーナー様にお渡しすべきところですが
オーナーが決まって変化する気持ちの乗りを形にしたい。
こいつに惚れてくれた気持ちに応えたいのです。
そういう気持ちが芽ばえてしまった以上、誤魔化すわけにはいきませんよね♪
材料、部材もすべて新たに。
上面と底部、背面の一部は強度確保の為に1.6mm鋼板を使います。
背面のコの字の部分と前面のラウンド部分は1.0mmの亜鉛メッキ鋼板。
通称になっているボンデ鋼板というのは新日鉄における名称です。
1.6mmの部分を骨格にして1.0mmの外版を貼っていく作業ですが。
目的は軽量化です。
1.0mmの薄板となると溶接による熱歪みが激しく、常に気を遣わなくてはなりません。
仮の点付けなのでちょっと棒を入れて盛り上げてますが、後に削ってから最溶接します。
大きな隙間を溶接で埋める熱的な余裕はありませんので、各部材ピタピタに作ります。
バッテリーを抱かせても容量は純正以上。
バッテリーは端子の接触を避けてこれだけ浮かせておきます。
1号機はこういうところを追い込みすぎて整備性が悪い面があったので。
通常、オイルタンクとバッテリーを左右に振り分けているスポーツスターですが、
この形状のオイルタンクでバッテリーを抱かせると、重量バランスが良くなり乗り味が変わります。
底板も製作。
僅かな軽量化、僅かな重量バランスですが、その僅かがいかに重要か・・・・・
バイク乗りなら知ってますよね♪
1号機なんかは見た目乗り難そうですが、実のところ本当に乗りやすいバイクなんです。
重量は車検の状態で純正から30kg減。
肉厚のあるパイプ組みのフレームにトルクのあるエンジン、ヤワな足回りw
取り回しも軽いです。
跨って頂けばすぐわかると思いますよ♪
下側切りっぱなしはガソリンタンクと同じ。
今回は角ばりというかエッジが全体のテーマです。
外装が完成すればあとは細かい詰めの作業。
3台まとめて一気に進めます♪
それではみなさまごきげんよう!
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