ツバサ号。
恐らくT80型の250ccOHVユニットをオートレース仕様のフレームに搭載したレーサー。
オートレースと言っても現代とは違い、この頃はダートを走っていたとか。
それ故かステアリングダンパーも。
かなりごついレバーホルダー。
現役で走れるようにしてある。
余計なレストアはされていない。
左右の燃料配管の合流部。
薄く平たいシリンダーのフィンが美しい・・・・・
手造りと思しきフレームと、それが貫通するチェーンガード。
フェンダーのステーも兼ねるクロスメンバーの曲げ。
ミッションはBSAの3速。
カバーの為のネジ穴が未加工。
つまりオートレーサー用に供給されたエンジンということか・・・・
油槽。
メンテナンスを考慮してか、コックが設置されている。
キックペダルとリターンスプリングは路上復帰の為に新しくなっていると思う。
トップチューブは入念な補強。
恐らく差し込みの下側と上側は別の部材。
スポークは折れたものを継いであるのかな。
こんな歴史的車両がナマで、余計な事をされていない状態で見られるとは興奮の坩堝です。
美しくやつれた姿は本当にしびれるなぁ。
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