みなさまごきげんよう。
エアコン修理のはずが、関係ないところがぶっ壊れている廃エース。
折れたのはこのパイプ。
2000円くらいだと思っていたら、4000円弱もしました。
ラジエーター本体は横流れ式なので、このパイプで注水口を延長している。
元のパイプが茶色いのは錆びではなく樹脂の劣化。
冷却水の管理は良かったようで、クーラントに濁りもない。
補強部分を切って、とりあえずホースが刺さるようにはしておいたが・・・・
圧のかかる場所であるから、やはりこのくらいの差込長がないともたない。
PA66-GF30というのは、ポリアミドにグラスファイバーを30%含有しているという意味。
いわゆるエンジニアリングプラスティックというやつです。
試しに太いほうのパイプを軽く踏んでみたら、簡単に崩壊した。
内面はかなり劣化している。
外からの劣化も確認できますね。
こういった樹脂部品は補修がきかない。
10年落ちの車両だけど、10年もてば十分といえば十分なのかもしれない。
これが30年とか40年前の車両であれば、配管もラジエーターも金属製で、
そのものを修理して使い続けることが比較的容易である。
こういった樹脂パーツは錆びることがない。
つまり
整備もろくにしないユーザーにとっては錆によるコアの詰まりの原因をひとつ潰せる。
劣化して割れる頃にはもう乗り換えてしまっている場合も多かったであろうし。
しかしここ最近は長く乗る人も増えているから、樹脂製ラジエーターの破損もよく耳にする。
これからはまた新しい素材が出てくるのだろうか。
パワステベルトのテンショナープーリー固定ナットを、前作業者がナメてしまっていた。
テンショナーをエンジンブロックから取り外して、
14mmのナットを少し小さく削って13mmのソケットを叩き込んで外した。
ここはスペースが狭いうえにツバつきナットなのでレンチが斜めにかかりやすい。
レンチのかけやすいサイズのナットに交換して組みなおした。
わずか数ミリの確保だが、作業性が随分良くなった。
みっちりとエア抜きをして、真空引きとガスチャージを経てようやくエアコンが復活しました。
テンショナーをエンジンブロックから取り外して、
14mmのナットを少し小さく削って13mmのソケットを叩き込んで外した。
ここはスペースが狭いうえにツバつきナットなのでレンチが斜めにかかりやすい。
レンチのかけやすいサイズのナットに交換して組みなおした。
わずか数ミリの確保だが、作業性が随分良くなった。
みっちりとエア抜きをして、真空引きとガスチャージを経てようやくエアコンが復活しました。
これからどこが壊れるのか、不安でイッパイですww
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