2022年4月17日日曜日

クランプの話。


みなさまごきげんよう(´∀`)


さてみなさんサイレンサーを固定する際にクランプを使われるかと思います。

サイレンサーに関しては硬いものを確実に締め付けなければならず

かと言って肉薄のパイプですから均一にトルクをかける必要があり

こういった箇所の締め付けに優れたクランプとしてTボルトクランプが在ります。

写真下のCLAMPCO社製のものがソレですが

Tボルトクランプはその名の通りT字型のボルトをナイロンナットで締めていくので

締めれば締めるほどナット側にネジがどんどん出てきて

ディープソケットでも足らなくなったり、目立たないよう裏にクランプ部を持ってきた場合

下側に長くネジ部が飛び出したりするのが難点です。


ですので私はもう長い事MIKALOR(ミカロール)のスープラクランプを愛用していまして。

コレはTボルトクランプと違い高強度のボルトをねじ込んでいく方式で

尚且つハイトルクにも耐える構造になっていて、クランプの割りを裏に持っていっても

下側からレンチで締め上げる事が出来、尚且つネジ部が下に突出しないという

まさにサイレンサーの固定の為に存在すると言っても過言ではない逸品です。


さらには自在軸受でブリッジが外側に開くのもさり気に便利で

おまけにオールステンレスとセミステンレスが選べるので

熱がかかる箇所等適材適所で使い分け出来る点も優れています。

まーサイレンサーをウォームギア式の所謂ホースバンドで固定してる猛者も居ますが

脱落防止だけでなく見た目のスムーズさも含めて

バンドひとつとってもどういうものを使用しているかで

どういうスタンスで車両と向き合っているのかがよくわかります。

ボルトなんかもそうですが

こういう細々した所で「わかってねーなー」と言われちゃうリスクもあるので

やる事無くなったらこういう所に手を入れていくのも良いかと思います。

機能部品の選定は設計者の意図とかも読み取れて結構楽しいもんですよ。


ではさらば!