今回駐車場ではスタイル的にはオールドレーサーと言うのかボバーと言うのか
こういったスタイルのオールドハーレー達が非常にセンスよろしくて
このナックルもカッコ良かったです( ´∀`)
スプリンガーにカニ足ライザーで綺麗なRのハンドルバーに
サイズ感の良いヘッドライトを良い位置に設置してあって
幅と大きさのバランスが全体的に纏まっているのがポイントで
この辺はただ単に部品をくっつけていくだけでは実現できない事で
オーナー様もしくは作り手が細やかに気を遣っているのだと思われます。
分割タンクは割りの内側までスキャロップペイントが続いていて
この角度から見てもペイントが繋がっているように見えるなど計算高い感じで
パッと見は分割タンクに見せないような手法で技アリだと思いました。
ハンドシフトのゲート跡地もアクセントですね( ´∀`)
と言うかレーシーなスタイルという事
できちんとフットシフトにしてるという主張かと思いました。
タンク左サイドの下側に純正のコンビネーションスイッチが隠すように設置されていて
これもカッコいい処理ですね( ´∀`)
メーターマウントもホーンボタンを設けたりしてスマートに処理してある様子で
ビンテージパーツをさり気なく使いつつも、作り物も頑張っておられます。
定番といえば定番ですが
デュースやマーキュリー、カワサキのZシリーズや刀の改造と同じく
定番を守りながら、きちんとカッコ良くして尚「他とは違う」雰囲気を纏う為には
こういうバランス感覚や配慮が必要で
要はやっぱりセンスが大事だと思います。
綺麗なナックルヘッドエンジンですが、クロームのリンカートやプッシュロッドカバー等
チョッパー的なパーツがチラホラ見られるのですが、
各部のドリルドとかで雰囲気を変えるべく演出されていて
恐らくですがこのナックルは元チョッパーで
それをベースにこのスタイルに変更されたのではないか
或いはそういうストーリーの元で作られたのではないかと思います。
ヘッドへのオイル配管が綺麗です( ´∀`)
こういう分岐の部分だとか配管や配線の綺麗さや雰囲気は見ていて非常に楽しいっす
元チョッパーじゃないかと思うのはフレームを見ても同じくで、
このサイドカーループやリアレッグ等、フレームも所々モールディングされているからで
勝手にこのオートバイの歴史を考えてしまう次第です。
そしてスタンプも綺麗に残っていることからきっと素性も良かったみたいです。
ゴツゴツした雰囲気のコの字断面のフェンダーステーが荒々しいですが
そのフェンダーステーを避ける為にチェーンカバーに僅かに逃がし加工が施されており
やっぱり細かい配慮が光ります( ´∀`)
チェーンもサイドプレートに油っ気が無く、注油して不要な油は拭き取ってあるらしく
バイクをよく知っている人間が手を入れてる感が溢れておりました。
全て私の妄想ですが( ´∀`)
こちらは縦に長くなったアイアンで、コンパクト路線から外れたチョッパーで
一見する流行りのスタイルのようですが
33.4フォークにハンバーガードラムでスタビも取り付けてあり
走りを意識した要素が盛り込まれている様子でした。
33.4とは言え、この位伸ばしてもそれほどヨレは無いのですが
ブレーキングの面も考えるとスタビを入れておくのは正解だと思いました。
珍しい33用のフォークジョイントが付いていますね。
18インチのHリムにタイヤもTT100GPで
リジッドフレームでサスがありませんから
タイヤはハイグリップなものを使っていると思われます。
私自身、2号機はリジッドフレームですので、タイヤはグリップの良いものをブチ込んで
乗り心地はともかくトラクションを稼ぎたいと考えておりました( ´∀`)
フェンダーは随分上げて取り付けられていて、リジッドならばピタピタでも良いのですが
恐らくですがこの車両はリアにノビータイヤを履く前提じゃないかと思い
千里浜あたりのレースに参戦されているんじゃないかと想像しました( ´∀`)
純正のキーシリンダーマウントをリアレッグの所に移設されていますが
セルのスイッチは大きめで防水仕様になっているっぽいです。
程よい大きさのタンクはどこのメーカーの何なのか当然私にはわかりませんが
小さすぎるピーナッツや大きすぎるゴキタンと違って
バナナタンクよりちょっとふくよかな感じで形状と容量のバランスが良い感じでした。
所謂グライドナックルで、リアのホイールサイズを変更されている事もあって軽快です。
このような高さのあるハンドルを使う場合はメーターダッシュを残しておいた方が
背中のシルエットの繋がりが良くなるというお手本的なセットアップです。
グライドフォークはちょっとロングになっていて
この雰囲気の車両には珍しいですが、ありがちな車高短の逆をいく感じで
チョッパーになりかけているというよりは
アップスイープのマフラー含めて
普通にバンク角を稼ぐべく車高を上げているように思われます。
相変わらず思うだけですが( ´∀`)
ピリオンシートを装着しない分、厚みのあるボブったフェンダーが合っていて
モールによって効果的に面を分割する事で軽く見せてあるっぽいです。
足元にはB&Hのフットシフターが付いていました。
オイルタンクの古びたデカールに対してピカピカのコイルが眩しく
きっちり手を入れて走らせている雰囲気を醸し出しておりました( ´∀`)
愛ですな、愛( ´∀`)
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