バンバンですがパッと見は125のような車格になっていますがエンジンは小さく
恐らくバンバン90っぽいです。
バンバン125ならリア12インチのフロント14インチ、50、75、90は前後10インチですが
こちらは前後とも16インチのCOKERタイヤを履いていて
バンバンの定番と言える太足とうかデカ足という仕様です。
ハブは125用をベースに、単なるホイールカバーかと思いましたがリム形状も違いますし
カバーとして作ったにせよホイールをワンオフしたにせよ
はたまたな何かを流用加工したにせよ、相当手間と銭をかけている感じで
こういうパッと見気付かない系の所にしっかり突っ込むスタンスは
改造野郎の鏡チックでイカします( ´∀`)
純正の筒状のエアクリーナーボックスを廃して芋ネジ固定のファンネルを横出しに。
ファンネルの固定方法も色々ありますが
カッコいいバンドか、それが無ければこういう芋ネジ固定がスマートですね。
で、キャブはクランクケースなのでファンネル化にあたり配管しないといけないワケで
そこは配管用のエルボを上手く組み合わせてあって
ホームセンター野郎感を醸し出しております。
こういった部材を使う場合は鋳出とかを削って元ネタがわからなくするのも大いにアリ
ですが、この車両の場合は各部の作り込みから見ても
ワザとホムセン感を出していると思われます。
と、言うか部材は部材でしかなく、こうやって使えるようにするのも手間ですからね。
ハンドルはライザーを駆使して前に出すようにしていて
クランプ部がインチに対してそこから後はミリに変換しているようで
おまけにライザーバーの後端は切りっぱなしでなく蓋がしてあり
うっすらとテーパー状に削ってあって手間がかかっています。
メーターもうまい具合に収めてあって、ハンドルクランプに凹みを削るとか
何せイチイチ凝っています。
で、ハンドルのクランプにマイナス頭のボルトじゃ締め付けトルクがかからずに
危ないじゃないか!という感じですが、トップブリッジに割りが見えませんので
これは恐らく装飾で、クランプは別の方法で行われているっぽいです。
3.3リッターしか入らない純正のタンクは増槽が設けられていて
単なる筒ではなくきちんと色々加工してタンクにしてある感じです。
キャップも本体は製作物っぽいですが、キャップの上にはこれまた配管パーツで
コックらしき物がついていますが
恐らここからベントしているようで
駐車時なんかはこのコックを閉じておけば
外気や湿気がタンク内に入らないようになっているっぽいです。
っつーか何ともマニアックなバイクですね( ´∀`)
バンバン繋がりでこちらはお馴染みのティーダバンバン。
バンバンのフレームにTWのエンジンをブチ込むというホットロッドで
ティーダバンバンという名前は5年前に作者でも乗り手でもない私が命名した
大抵のイベントには必ず現れる駐車場の定番的バイクです( ´∀`)
ベスパのバーエンドウインカーを上手く仕込んであって、パトライトっぽい雰囲気です。
そして配線の逃げが施されていると思しき小さなタッパー?
に、何が入っていたのかが気になります( ´∀`)
トライアル系のタンクにP40のノーズアート調なペイント。
鎖を溶接したミラーステー。
エンジンマウントの溶接ビードに苦労の跡が伺えますね。
違うバイクのエンジンや外装を使いながらも、どう見てもバンバンという
ミクスチャーバイクの基本はバッチリ押さえられている感じで
完成後は乗りながらちょこちょこいじっていく愉しみを満喫されていますね。
前出のバンバンが前後16インチ化されていたのに対してこちらは12の14を守っていて
難しいながらこのサイズならではのタイヤ選びを楽しんでいるようです。
と、言うか二台とも愛されてる感がハンパねーっすね( ´∀`)
バギー感がタマランですな。
長らくこの形で、飽きずに乗られているのが非常に好印象なバイクですが
何かしらイメチェンされるのも個人的にはちょっと楽しみにしていたりします。
骨格と車体は出来ているので、シンプル路線に振ってみるのも面白いかもと
相変わらず人様のバイクに言いたい放題でサイテーですね私は( ´∀`)
こうして駐車場のヒーロー的なバイクに毎度お目にかかれるのも
オフラインの楽しみのひとつで
色々忙しいし移動も大変だとか思ったりして
最初はどうしようかと思っていたのですが、やっぱり来て良かったです♪
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