2016年12月9日金曜日

PMキャリパー。


みなさまごきげんよう♪


本日はパフォーマンスマシーンの4POTキャリパーですが・・・・

猛烈に減ったパッドから嫌な予感全開ですね♪


対向の不均等はまだしも・・・ピストンがひとつ出てきていません。


ピストンが出てきていない方のボディはローターで研磨されてしまっていますね。


当然ですがピストンはガチガチに固着しておりまして

あれこれしながら抜き取ります。


フルードの劣化物で接着されておりますので・・・


ざっと綺麗にしてもこういう物質がこびりついておりまして・・・


気合で綺麗にしていきます。


後は組むだけといきたいところですが・・・・・


ひとつだけ最初から動いていなかったピストンが気になりますね。

原因は油路の加工後のバリでして

これに引っかかってピストンが最初から動いていなかった様子です。

バリを落として研磨してようやくピストンをスムーズに組み付けられましたので

最初に組む時にかなり抵抗があったはずですが無理やり押し込まれていたようです。

こういう事がありますので新品といえども一度分解点検してから使用したいですね。


今度こそ後は組むだけといきたいところですが・・・・

このキャリパーは96年を境にシールが変更になっていますので

ボディにあるこの刻印から92年と判断しましてシールを注文してありましたが

いざ組もうと思ったら全く合いませんでした。


ので、改めて96年以降用のシールを注文しなおす羽目になりました。


左が96年以前、右が96年以降で後者がピッタリ合いましたが。

私にはあの刻印の意味がサッパリわからず、恐らく解読方法があるのでしょう。


ともあれパッドやコッタピンなどの消耗品もきっちり交換しまして

外観も綺麗にしてオーバーホール完了です。


命に関わる部品ですので、組み付け前のチェックはもとより

敏感に違和感を察知したり定期的に清掃したりといった作業は欠かせませんね。


ブレーキといわず車両全体に言えることですが、身を引き締められる思いです。


その昔まだジムニーエイトに乗り始めたばかりの頃ですが

走行中にマスターシリンダーが抜けた事がありました。

幸いセンタブレーキで何とか止まることが出来ましたが。

(因みに旧いジムニーはドラムブレーキが5個ついていますw)


兆候は確実にあってブレーキは片効きしていましたし

常にポンピングブレーキで止まっているような状態でした。


あの時は車が助けてくれましたが、何時でもそうとは限りません。


壊して学んでいくという面も確かにありますが

できる事であれば壊れる前に

何かある前に

きちんとやっておきたいですね♪



それではみなさまごきげんよう!