みなさまごきげんよう♪
本日は高年式スポーツのハーネス引き直しというか
ハーネス引き直しの直し作業です。
元々は点火系の不具合での入庫ですが、引き直されたハーネスにも一因があるようです。
シート下はこのように片付けられておりまして。
エンジンハンガーにコイルとメーター、スイッチ類が移動されております。
電気式スピードメーターということもあり
膨大な量の配線がココに集中しておりまして
このぶっとい配線類、コイルやスイッチ類も片付けていきます。
01年式ですのでブレーカーはメインのみ、
他は一般的なヒューズになっていますがこれは全てブレーカーに変更していきます。
不具合箇所などを見極めるために元の配線も全てバラして検証しますが
配線は被覆してしまえば中々見る機会がありませんので
開けて見るとこんな風になっていたりします。
テープ、スパイラルチューブ、そしてテープと巻きまくりの配線ですが
太らせ過ぎですので熱の影響で溶解していますね。
斬新なアース。
そしてこのバイクで散見されますのは、ギボシのオスメスが逆です。
車体側をメスにしておかねば、何かしらの原因で端子が外れた際にショートしてしまいますね。
ハーネスの引き直しはトラブルの防止策や整備性まで見越してきちんと行わねばなりません。
継ぎ接ぎや分岐も非常に多いので
見た目だけでなく線の数もスッキリさせていきます。
バッテリーの裏に押し込まれていたスターターリレーと
ハーネスにタイラップで固定されていたウインカーリレー
新設するサーキットブレーカーを固定するブラケットを製作して
シート下に綺麗にまとまてしまいます。
こうしておきますと、トラブルシューティングや灯火類の変更
スターターリレーやバンクアングルセンサー等の確認もし易いですね♪
メーターはエンジンハンガーを加工して内寄せ。
こちらに設置するスイッチはウインカーのみとなりまして
配線もかなり細くすることができましたのでもう溶けないでしょう。
トグルスイッチは基本的に防水タイプを使用しています。
コイルはバッテリー下へ移設しまして
スッキリ片付けてられました♪
イグニッション、スターター、ディマースイッチ等はモジュールカバーに移動
この年式ではモジュールカバーではなくヒューズカバーですが
形は同じでも色々変わっていて面白いですね。
配線関係や部品の設置の綺麗さ、スリム化は地味な作業ですが
機能性や整備性を重視してきちんとやっておくと整備も楽しいですしトラブルも防げます。
どんな改造車であれ、まずバイクである事をしっかり大切にしておきたいですね。
このような配線のスリム化、引き直し作業承りますのでお気軽にご相談くださいませ♪
次はベルトドライブのチェーン化と
ロッカーボックスベースガスケットの交換へと作業が進みます。
それではみなさまごきげんよう!
。
。
。