2019年5月7日火曜日

福山自動車時計博物館再訪 #1


みなさまごきげんよう♪

世間はGWという事で、当然私もGWでして

これといって大型な連休ではございませんが少しはお出かけしてきました。


広島県は福山市の福山自動車時計博物館で、ここは再訪です。

展示内容が大きく変わる事はそうそう無いとは思いますが

最初に訪れた時と如何に見る所や視点が変わっているかを確認する意味では

一定のスパンで訪れる価値は十分にあると言えると思います(´∀`)


実際、数年ぶりに訪れた今回は建物の造りに最初に目が行ってたりします。

古い小学校に使われていた古材を利用して建てられた倉庫がベースになっているようで

新館として笠岡から移築したとい古い木造建築もオープンされていました。

関わっている方の多くが元々がレストアラー集団らしく、

旧車趣味人の夢の空間っぽい感じになっています。


時計の収蔵量は相変わらずハンパじゃなく

実動の物も多くてメカニズムを見ているだけで楽しいですね。

時計までガッツリ見ていると1日では足りなくなってしまうので

ある程度的を絞ってというかコンセプトを決めて見て回るのがよろしい感じです。


入り口近くにあるのは1943年式のクロスリーのレーシングカーと説明書きがありました。

レーシングカーという言葉から一般的にはどういうイメージを持たれるかは置いといて

これは所謂ミジェットカーレース用の車両と思われます。


イエローのビニールレザーもヤレると激シブですね。

新品状態はド派手ですし、使用が躊躇われる色ですが

きちんとヤレるまで使い倒せるのであればバイクにもアリな色だなと思いました。


エアアウトレットというか恐らくキャブの吸い込み口が可愛いです。


鋳物なのかプレスなのか確証はありませんが軽合金の鋳物っぽく

流線型の車体に合わせるだけでなく

固ネジも皿加工されてあってフラッシュサーフェス化されていて流石レーサーですね。


小径なので握りが太く見えるウッドのステアリングホイール。

この博物館は乗りたい放題の触りたい放題なので、

人が触る箇所が結構ツルッとすると言うか馴染んでて不思議な感じです(´∀`)


くねったピットマンアームとステアリングギアボックスの補強。

ロッドは円弧運動だけなのでボールエンドにはなっていないみたいです。


フリクションダンパーのアームも肉抜きされていて萌える形状。

小粒でもレーサーという感じですね。


内寄せでストレートに伸びる排気は下向きスラッシュカット。


たくさん刻まれたルーバー。

昔から改造車のエッセンスとしてレーサーのディテールが取り入れられてきたワケですが

きちんとモノホンでの使い方や意味を知っておくと

装飾だけでなく機能も持たせられて本当のカッコ良さに繋がりますヨネ。ー


親リーフから子リーフがズレちゃってる横置きリーフスプリングと

ドラムのバックプレートにくっついているのはブレーキの油圧シリンダーなのかな。

ラジアスロッドはコレで大丈夫なのかというくらいか細いっす。


ロールバーは機能部品と言わんばかりに

ベンダーでの曲げ跡がそのまま残っていて親近感を覚えます(´∀`)


可愛らしいシフトノブは何かがすり減ったのか模様みたいになっていて素敵です。

こういう古のレーサーには、レーサーとしてのディテールと経年によるヤレが

同時に存在しているので2輪4輪問わず見ていて飽きませんね。


こちらの博物館には蝋人形も沢山あって、ジェームスディーンというかジミーも居ます。

この赤いジャンパーにLEEのデニムってのに憧れたものですが

マクレガーの赤いジャケットと言えば取り敢えずドリズラーがド定番で

こんなペラペラじゃ寒くてしょうがねえ!と思ったら

実はジミーのはナイロンアンチフリーズでちゃんと暖かいジャケットだったんですよね。

んでこのシンプルでとっぽいスタイルはそらカッコいいのですが

着る人間のスペックにかなりの高さを要求されるので

私には難しいというか私は蝋人形以下ですハイ(´∀`)