2019年5月14日火曜日

福山自動車時計博物館再訪 #3





このダットサンのロードスターは1936年式だそうで昭和で言うと11年です。

マニア的には何型とか色々あるのでしょうが私には知る由もなく

36年と言えば例えばFORDなんかはフェンダーとボディのラインが繋がり始めた頃で

スタイルだけで言えばアメリカの4〜5年遅れという感じですが

性能的にはもっと遅れていたんじゃないかと思います。


オリジナルなのかどうなのかわかりませんが、かなり激しい作りのグリル。

こういうのを米国と比べるとお笑いなのかもしれませんが

私はこういう根性で造られたモノは大好きです(´∀`)


熱抜きのルーバーはかなり凝った形状。

と、いうよりは限られた技術で出来うる限りの装飾を頑張ったという感じです。

その感覚ってプロでもプライベーターでも、ここを見ている人はきっとわかるはず。


ステアリングはバンジョーでセンターにロゴがある。

ステアリングコラムはか細くて尚且つ支点も弱そう。


セマフォーというかニッポー製の指示器のスイッチが可愛い(´∀`)

今時ウインカーの事を指示器と呼ぶと古いと言われますが

これはまさに指示器ですね。

私はハイカラさんではないのでターンシグナルランプとか言わずに指示器と呼びますが。


メーターは比較的新しいもののようで実際に走っていた車両らしいですね。


トランクリッドのノブも可愛らしいですが、施錠できるようにもなっていて細かいです。


メインスイッチと銘板、スタータースイッチかな。


細かく見ると荒いところもあるけど、何か憎めない佇まいで

この博物館は実際に乗ってみたり触れてみたり出来ることもあって

なんか愛着がわいてしまいます(´∀`)



ハートグリルのフェートンでこれは昭和10年製との事でした。


先のロードスターと比べると随分しっかりしたグリルです。

どうも古い型の方はプレス部材その他の組み上げ式ですが

後の年式はプレス一発抜きになっているっぽいです。

知らんけど(´∀`)


飾り気のないメーターパネルですが速度計の針は繊細。


フェートンボディーのお尻にめり込んだスペアタイヤがイカします。

この辺は法規上の寸法の制限によるものなのでしょうかね。

日本独特のサイズの取り決めは面白いものや新しいものを生み出すきっかけになっていて

例えば軽自動車なんかが良い例ですね。


ガラスレンズのランプ。


ステアリングホイールは何やらモダーンなデザインですね(´∀`)

同年代の外国車に比べたら劣っている面が沢山あったりするわけですが

そんな事はどうでもよく、とにかく精一杯作った車という感じで

作り手も乗り手もきっと大きな誇りを持っていたんじゃないかなと思いました。