みなさまごきげんよう♪
フルカスタム進行中のビラーゴ750。
ベースとしては非常に難しいものがありまして、ひとえにフレームの形状です。
ビラーゴというバイクとしてはまとまっている訳ですが
エアクリーナーボックス兼用のモノコックフレームは正直不細工としか言いようがありません。
当然外装は純正同様にフレームを覆い隠すように持っていくわけですが
隠しようがないのがネック付近、人間で言えば首元ですね。
その首元をバッサリ切り落としまして。
渡しのパイプは元々タンクマウントを引っ掛けるものですが、
強度部材としての役割もあるので残しておきます。
バッサリ切り落としたフレームを30mm中抜きして再度接合していきます。
所謂セクショニングという作業ですが、モノコックフレームならではですね。
ご覧のように先端が細まる形状ですし断面形状も長方形という訳ではありませんので
ダルマ落としのように簡単にはいかないのは車のセクショニングと同じです。
複雑なフレーム形状に合わせて元のフレーム部材を流用しつつ、足りない部材を板金製作。
真ん中部分が新たに製作されたパネルですが、このままでは明らかに加工した感丸出しですね。
まぁタンクに隠れて全く見えない部分なのですが。
センターに走るリブも再現していきまして、純正同様に仕上げておきます。
フレーム各部のラインを合わせるように加工していますので、
純正フレームをよく知っている人しかわからないレベルだと思いますが
バイクにおける30mmはとてつもなく大きな数値でして。
厚ぼったかったネックが非常にスッキリしました。
相乗効果としてタンク容量も増やす事ができまして
ようやくトンネル製作に取りかかれるようになりました。
ビラーゴであってビラーゴでないというか、ビラーゴでは成し得なかったスタイルを目指して
これから更に詰めていきたいと思います♪
そんなビラーゴ750ですが12月の横浜 HOT ROD CUSTOM SHOWにエントリーしております。
そんなワケでみなさまひとまずごきげんよう♪
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