2017年7月7日金曜日

セロー250。



みなさまごきげんよう♪


さて本日は四国よりご依頼のセロー250。

セローは225によく乗らせてもらっていました。走りのバランスが非常に良いバイクでしたが

いつの間にかトリッカーがベースになっていたんですね。

リアフェンダーひしゃげているのが気になりますが。


問題はこちらに負ったダメージ。

曲がったガードにエンジンやフレームカバーへの擦過跡と


後方へ押し潰されてしまったステップです。

フレーム側ブラケットまで持っていかれてしまっていますね。


まず曲がったフェンダーとウインカーのステーを修正していきます。


このようなプレス部材の修正はクイクイッと曲げ戻す訳にもいかず中々面倒です。


新品のフェンダーを当てがいつつ修正していき


お尻まわりはこれでスッキリですね♪


ちなみにこの辺りのパーツ、全て8ミリのボックス分解出来るように配慮されていまして

大きなボックスを車載せずに済むのは有難いですね。


ステップ側ですがマウント部分を取り敢えず修正しまして。

新品のステップを装着して曲がり具合をチェック。


かなり後ろ曲がってしまっていますね。

ステップブラケット厚みのある部材ですが、曲げ戻す場合は破断が怖いです。


ので、一旦フレームからチョップしてしまい。


右側のステップ位置と同一になるように高さと角度を決めて再溶接。

こういうオフロードなどでステップまわりにダメージを負いやすい車両は

ボルト締めの別体にしてあるのが望ましいですね。


ステップブラケット部分はパーツとしても設定ありませんし、そこはコストの問題でしょうか。

錆止めして色を塗りましてブレーキペダルも交換。


痛々しいステップ周りも


スッキリ元どおりになりました♪


エンジンやフレームカバーの擦過跡は深い傷以外は磨き落としまして

クランクケースに沿って曲がってしまったZETAのスキッドガードも新品交換して修理完了です。


これでまた気持ちよく颯爽と走れますね♪

私は単なるチョッパー屋ですが、遠方からでもご依頼頂けるのは本当に有難いことですし

遠近関係なく愛機を託して頂ける皆様の想いに可能な限りお応えしていきたいと思っています。

何にせよ笑顔でバイクに乗れるのがイチバンですね♪


そんなわけでみなさまごきげんよう!