みなさまごきげんよう♪
メインシャフト2速ギアが粉砕した4速スポーツのミッションですが
修理にあたり各部計測や交換部品の決定作業を進めます。
メインシャフト2速ギアが粉砕した4速スポーツのミッションですが
修理にあたり各部計測や交換部品の決定作業を進めます。
ミッション本体は鉄仮面から抜き取った中古のクロスレシオを使い
メイン2速、カウンター2,3,4速を自分用にストックしていたアンドリュース製に交換。
噛み合い部分に色々工夫が見られますね。
どう見てもボロいメインシャフトベアリングを打ち替えまして
メインシャフト関係を分解していくと、メイン3速ギアに少しダメージが見られますので
こちらもストックしていたメイン3速ギアと交換します。
そのメイン3速ギアですが、オイル溝に違いがありますね。
こちらはやや細い。
4速スポーツのミッションも色々少変更があって面白いですね♪
今回はカムフォロワーをV-TWINの鉄製でいってみたいと思います。
最終型の純正鉄フォロワーもあるのですが、強度的にはV-TWINの方が高いのかなと。
とにかくまたミッションが壊れないようにしなければなりません。
使用する部品を決定したら各ギアとドグ間のクリアランスを測定しまして
広すぎれば噛み合いが甘くなりますし狭すぎればスムーズなシフトを妨げます。
メインシャフトグループはOKでしたが、カウンター2速と3速のクリアランスが過小です。
ここのクリアランスはシフターフォークのサイズを変えることで変更しますが
今回は-0.020インチのシフターフォークを使う事としまして
ギアがズレますのでカウンター1速ギアにスペーシングワッシャーをかまして調整します。
因みに粉砕ミッションはそのスペーシングワッシャーまで割れてしまっていました。
測定はしませんでしたが、スペーシングワッシャーが3枚も入っていたところを見ると
エンドプレイはかなりタイトだったのではないでしょうか。
因みにベースにしたミッションはここにワッシャー入っておりませんで
相当ガタガタだったと思います。
個人的にはクリアランス詰めすぎもリスキーですし、ガタガタはもちろん論外ですが
規定値中間くらいを狙っていきたいと思います。
机上で数字は出ていますが、必要なシムを選定する為
シフトフォーク交換分の0.020インチ分を追加してエンドプレイを測定しておきます。
メイン、カウンターともひとまず規定値内に収まりました。
この後実際に交換パーツを組んで再度測定、クリアランス調整となります。
ひとまず使用するパーツ、シムの寸法などの当たりがつきましたので
部品を発注して到着次第組んでいきたいと思います♪
それではみなさまごきげんよう!
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