みなさまごっきー!
コウバ長です。
怒涛の4月が終わってはや5月。
税金月ですな。
その関係もあって3月や4月は陸運局が混み合いますので、
そういうタイミングで登録された車両はちょっと車検時期ズラしても良いかもですね。
で、作業は2年ぶり96FLSTさん。
相変わらずいつもピッカピカでビビります。
で、前回車検時に気になっていた点がありまして。
それがこの偏摩耗というか段付きというか、傷んだリアのブレーキローター。
ステンレスですが、、良い物ではないですね。
純正と比べて薄いですし材質も??です。
車検に通るくらいは当然効くし普段使いでもブレーキとしては機能するのですが
オーナー氏もリアブレーキの効きにはご不満のようでして
パッドが減ってきたタイミングでまとめてメンテする事にしておりました。
元のパッドはベスラのレジン系ですね。
残り2mm、限界値です。
ローターがあの様子なので柔らかいレジン系パッドだと4000kmももってないですね。
ダストも凄い。
いずれにしてもオーガニックとかレジン系パッドは
特にハーレーのリアにはお勧めしていません。
スプリンガーなんかだとあんまり食いつくパッドはジャダーが出たりして気持ち悪かったり
ローターとパッド、キャリパーとその固定方法によってパッドを選定するのが良いかと。
今回は毎度のSBSシンタード。
お値段はしますが雨でもよく効くしコントローラブルなパッドです。
純正のステンレスローターとの相性も良いですし
耐久性も高いです。
いやホント、毎度クチが腐るほど
つまり皆さんの耳も腐ってしまうほど同じ事を言いますが
ワケのわかんねー中華製とかのローターやパッドをお値段で選ぶのはやめましょう。
キャリパーは清掃で十分なコンディションでした。
ウチのお客様で最も多いのが年間1000kmほどの運行状況です。
この場合2年で20000kmですから、それほど点検する必要無いんじゃ?
と思われるかもですが
不満点を解消する機会と思えばOKじゃないかと。
ローターは数種類の中古良品を用意しておきましたが
純正のサンスター製ステンレスローターで。
新品はどうしても高価になっちゃいますからね、少しでもコストをおさえるべく
日頃から中古良品をチェックしているワケです。
2年前に交換したフルード。
グリコール系のように吸湿しませんが、やっぱり劣化はしていきます。
DOT5って基本的には高性能なフルードなんですけどねぇ。
いかんせん価格が高すぎる。
フルードは車検毎に交換が基本。
出来れば年イチで交換したいです。
交換の効果は目に見えませんが、長期的にはホントに効いてきますよ。
フロントブレーキはパッドも沢山残っていたのでキャリパー清掃とフルード交換のみ。
しかしブリーダープラグがキショい事になっていたので交換しました。
ちなみに私はシールテープ巻かない派です。
最近は純正でもシールテープ巻いてあったりしますけどね。
グリコール系フルードだと特に効果あると思いますが
よーく清掃してフルード除去しておけば別に必要無いっちゃ無いかなと。
シールテテープ巻く向きが逆で全く意味なく汚いだけってパターンもアルアルです。
後は各部点検して点火時期とキャブ調整。
元々が3拍子セッティングで、まぁそれは製作されたショップさんの設定であり
オーナーもそれでヨシとされているので余計なお世話なワケですが。
一度機械として正しい状態というのを知ってもらうのも良いかと。
気に入らなければ戻せばよい話ですしね。
ちなみにこれまでにやってきた中で私なりの点火時期に調整しているんですが
動画の状態でも全然3拍子だと思うんですよ。
これでもツキは全然良いしエンジンにも優しいと思います。
いずれNSGも体験してほしいですけどね。
プリッと車検通してロードテストしたらお渡しです。
この先はショベル2台とアイアン2台の作業を進めていきます。
今のところ作業待ち渋滞も無くスムーズに進行中です。
作業ご予約は6月入庫分からになりますのでよろしくお願い致します。
ではさらば!
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