2024年2月9日金曜日

キャメラギアとプロは凄い話。

 みなさまごきげんよう!

私、ここ最近イベントに行っていない事もあってカメラを持ち出す事が減っています。

普段の写真撮影はiPhone14PROで、これがまた結構きちんと写真が撮れちゃう。


↑これは先日久しぶりにOM-Dで撮った写真で、とあるカメラギアのテストでした。

OM-Dの電源入れたの1年数ヶ月ぶりでしたよ、、

で、下の写真はどっちがミラーレス一眼のOM-Dで撮ったかわかるでしょうか。



フルオート撮りっぱなしなんですが、下の暗い方がOM-Dなんですね。

レンズはLUMIX25mm単焦点。

まぁ単焦点レンズにとっては不利な状況なのでアレですが

iPhoneのカメラは普通にスゲーっすね。


でもやっぱりこういう被写体だとiPhoneは全然役不足だし


やっぱOM-Dのパキッとした世界観は一味違うよなと。

最近は40-100mmのズームレンズを好んでるんですけどね。

まぁ前置きの長いことw

実際、何でカメラを持ち出さなくなったかと言うとですね、一番の理由はバイク乗る時に邪魔なんですよ。

特にGSX-R乗る時は、左コーナーで顕著ですがカメラが前に回ってきちゃって

ライディング中に何度もエイヤ!っと後ろにやるんですが

正直ライディングに集中できない。


で、私はもう10年以上↑のARTISAN&ARTISTさんの「イージースライダー」を愛用していて


このストラップは簡単に長さを変えれるので、

バイクに乗る時はこのストラップをギュッと締め上げるとホールド感が上がるんです。

が、ストラップを締め上げると背中に強くカメラが当たって

何度もアイカップを吹っ飛ばしてるんですよ実は。

ライダースの背中にも傷がつきますしね。

で、みんな一体どうやってカメラ携行してるんだとSNSで呟いたところ

有難い事に、カメラの携行についてDMでアドバイスを頂きまして。

このACAM-25というストラップと


ACAM-85という背面保護カバー


この2点の組み合わせを是非試してみてほしいと。

って、まさかのARTISAN&ARTISTさんのプロダクトじゃないか。

と、思ったらアドバイスくれた方は何とA&Aのデザイナーさんで

私がスーパーカブを十文字に切り刻んでいる頃からBlogを読んでくれているとの事で

いやはや何というかこんなご縁もあるんですな。


そんなワケで、ド初期型のイージースライダーを外して

新型のイージースライダーとイージーディフェンダーを装着。

おお、ギア感がハンパねー🎶


この背面だけを保護するというアイディアは良いですねぇ。

カメラをその辺に置く事が多い私には底面の保護も嬉しい。

ストラップはイージースライド機能はそのままに

テープが柔らかく優しい素材に

カメラとの接続はパラコードとバックルになっていて

ストラップをすぐに外せるのも良い。

これまでイベント会場ではストラップを手に巻き付けていましたから。


撮影時はカバーの紐の引っ掛けをリリースすればOK。

グローブをしたままでも余裕の操作感です。


スライダー部分もタブが改良されていて、動きも旧品よりスムーズ。

フルフェイスだと視界が狭くてタブを捕まえにくかったのですが

これも改善されています。


何より、このセットアップだとストラップを締め上げてもアイカップが吹っ飛ばない。

ライダースにも傷がいかないのか良い。


で、ライディングポジションをとってみたり

色々使用感をテストしてみましたが

これまでアイカップで背中にグリップしちゃってたのが保護される事で

むしろ滑りが良くなってカメラがズレてきます。

まぁコレは相手がライダースというかレザーなので仕方ないのと

スポーツバイクの乗車姿勢が問題なワケで製品には問題ないのですが

でも折角だし快適にカメラを携行できるように対策を考えてみまして。


このイージーディフェンダーを固定しているDリングが使えるんじゃないかと。

丁度カメラの底部だし、コレを利用してクロスストラップを取り付ければイイんじゃないか?

と、A&Aのデザイナーさんとやり取りしつつ

↑なぜかデザイナーさんが巻き込まれてます

デザイナー氏がストラップを試作されている間に


私自身はこんなのを自作してみまして。

クロスストラップだとライダースの前面に横切る線が多くなって

ライダースのデザイン性が損なわれるのと

カメラ使用時にストラップが垂れ下がるのが邪魔なので

カメラ底部を腰から一直線に引っ張るスタビライザー形式にしてみました。


私の作業ズボンはベルトループの下にもう一つループがあるので

ココとカメラをスタビライザーで繋ぐとアラ!

カメラの回転が皆無になりました( ´ ▽ ` )

カメラ使う時は腰のバックルを解除すればすぐ使えるし

ストラップより短いので垂れ下がりも許せるレベル。

ただデザインがゴツすぎるのが難点だよなぁ。

パラコードとかでもイイよなぁなどと


ド素人がホザいておりましたら

こんなカッコいいパラコード仕様のスタビライザーが到着しました( ´∀`)

所々に配された金属パーツがカッコよくて所有感高まりまくりです。

ちなみにイージースライダーもスタビもパラコードはATWOODのモノホンです。


それにしても、やっぱりプロの引き出しの多さとセンスはスゲーっす。

自作品のブサイクな事よ(笑


早速装着して実際に走ってテストしてみましたが

私仕様と違ってバックルがカメラ側なので

カメラ使用時の垂れ下がりはほぼ無し。

脱着が背中で手探りになりますが、慣れれば問題ないレベル。

難点はショート丈のジャケットでないと裾を捲り上げちゃうところです。

ショート丈でも若干捲り上げちゃうんですが

前傾のライディングポジションでは問題なく

ライダースであればキドニーベルトのループとか

ジャケット側でホールドするのも良いかもですね。

とは言え、腰に装着するスタビライザー方式は

どう考えてもライダー寄りと言うかライダーのためだけのグッズです。


そしてこちらはクロスストラップバージョンのプロトタイプで

こちらはどんな服装でも装着可能です。

テープは柔らかい素材なのでTシャツ着用でも脇下の違和感が無い。

使用感はスタビもストラップも同等で

ストラップは垂れ下がりが気になりますが

軽量な素材である事もあり、かなりローアングルでカメラを構えても地面に接したりは無く

グローブつけたまま、ヘルメットを被ったままという状態でもしっかり操作できます。


何気に、色を黒にして目立たなくしてくれているのは小さな気遣いですね。

モノとしてはライダースを着用する秋冬はスタビで、

丈の長いメッシュジャケットを着用する春夏はストラップという使い分けになるかなと。

つまり一般的にはストラップ1本あれば全てクリアで

スタビライザーはただのワガママ仕様ってな具合です。

なので製品化するならストラップだけど、ごく一部の人にはスタビもウケるかもなという感じですな。

どういうワケかA&Aのデザイナーさんを巻き込んで

これまたどういうワケかバイク乗車時のカメラ携行アイテムのプロトタイプが2種類も出来ちゃったワケですが

こうしてあるジャンルのプロに相談したりしていると

パーツの選定や使い方、要望の実現力やユーザーサイドに立った物の考え方など

改めて非常に勉強になったとともに

私自身はいかにワガママな物づくりをしているかも再認識した次第です。

やっぱプロはスゲーっすな。

ともあれ

乗車時にカメラが邪魔だと感じているライダーにとっては

問題をスッパリ解決してくれるこのアイテム

タイミングが来れば商品化されると思いますので

カメラ好きのバイク乗りの皆さんは注目されておいてもよろしいかと。

また、もしよろしければ「こういうの欲しかったんだよ」とか、「俺も欲しい」なんてご意見も頂けますと幸いです。


どえらい長い記事になってしまいましたが

とりあえずさらば!