毎度コウバ長で候。
さてとチョロチョロと雨は降りますが走れる季節ですね。
走り出すとトラブルもチョロチョロ降って湧いたりするわけですが。
トラブルで意外と多いのは漏れ系でして。
ロッカーボックスから威勢よくオイル漏れしておりますのは89年の5速初期エボ。
漏れというより流出レベルですね。
ではガスケット交換でという事なのですが、ロッカーカバーを外してみますれば
ご覧の様にガスケットがズレたままロッカーカバーで挟んでしまっていまして。
リアバンクも前側を挟んでしまっていますね。
こちらは前方なのでオイルが溜まりませんから流出こそありませんが
気密は保てませんね。
で、こんな雑な作業しやがって!と言いたいところですが
新品のシール自体が本来ハマるべき箇所にぴったりハマらないというか、
ビロビロで沿いが悪いんです。
なので溝にしかりハメるという考えは捨てて、フワッと置いてカバーで押さえる
という気持ちで組んでいかねば、前出のようなズレを簡単に招いてしまいます。
ノックピン等を使用した正確な位置決めもありませんので
ビシッとキメようとすればするほどミスし易くなってしまいます。
ロッカーまわりのボルトも然りです。
固定ボルトのうち2本はロッカーアームシャフトの逃げ部分に入る事で
シャフトの周り止めの役を担っていますが
全固定ボルトを確実に挿入し、尚且つシャフトの位置も合わせておかないと
この様にシャフトでボルトを削りながら締めていく事になってしまいまして。
ここを含めた4箇所の太いボルト4本は、締め込んでいく事で
タペットの油圧をブリードするという作業も含めますので尚更気付き難いです。
酷くなるとヘッド側のスレッドを傷めてしまいますので注意ですね。
位置決めが曖昧な分、きちんとした作業が必要という簡単なのか難しいのか
よくわからん状態ですがw
「こんなのはダメだ!」と、言うよりは
私も含めて誰でもやってしまいがちと言いますか、
気をつけておきたいところですよねって感じです。
折角ですのでベース含めてロッカーボックスまわりのガスケットを全て交換しまして
無事に漏洩は阻止する事ができました♪
これからのベストシーズン、走った分だけバイクをよく磨き
トラブルを未然に防ぐ、または積極的にトラブルを発見していきたいところですね。
そんなわけでさらば!
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