みなさまごきげんよう( ´ ▽ ` )
ゴキゲンなのはお前だけだろって?
否定はしませんw
アタシぁゴキゲンで居るためだけに生きてるようなモンですから。
んで先の投稿でGSX-R1100が分身の術を披露していますが
1台はいつも作業している88年のJ型で、油冷初期型の最終型。
オイルクーラーの強化や3本スポークホイールにリア160/60のタイヤと
初期Rの完成形として熟成がはかられたモデルですな。
そしてこちらは87年式のH型でして。
86年の初代からフレームやサスペンションやフロントアクスル径が変更されたモデルです。
で、それをどーしたのか?
と言うと、買いました(´∀`)
元はと言えばJ型のオーナーが「いつ買うの?」と定期的に悪魔の囁きをかましてくるのと
自分のではないにせよ憧れだったGSX-Rが手元にある事で
ジワジワと洗脳が進みまして
加えてそう長くねー人生なんだから好きな単車には乗っておきたいというのと
ここんとこオートバイの値段が異常高騰していてヤバそうなので
今後マトモなバイクが買えなくなるんじゃないかという危惧もあり
時々はR1100の出物を探していたんですね。
まぁこういうのは縁のものなので、探し出すというより出逢うものであって
欲しい気持ちにフルブーストをかけて血眼になって探してもロクな事がねぇんです。
出逢えなかったらまぁダメだって事だと。
そしたらある日ウッカリH型と出会ってしまったというワケで
こりゃもう運命です(と趣味人は人生において何度もそう言い聞かせるワケですが)。
私の憧れの「舘ひろしカラー」実際には劇中車は750だし白/青も出てくるんですけどね。
この勃起もんの色に加えて
ブレーキもクラッチもタイヤもエンジン腰上もやってあって車検もあり
サスはオーリンズの新品だしトキコの枝豆キャリパーにFRPアッパーのハーフ仕様
MRAスクリーンでヨシムラのマフラーにシングルシートカウルもちゃんと付いてる。
つまりはブッ壊れたバイクを買っては膨大な時間とカネをかけて修理するという
傍目には面白いけど本人は地獄という長年貫いてきた私のバイクスタイルに反して
最初からちゃんとしていて何もする必要が無いバイクを
普通の人が普通にバイクを買うのと同じようにちゃんとした値段で買ったという事でして。
まぁ決して安い買い物ではないワケですが
要はもう自分の為のポンコツを修理してる暇はねーんです(´∀`)
ちなみにNMAXとZX-10は売却しました。
どちらも大好きですがゼータクはいかん!
んで購入から1ヶ月近く経って届いたのが9月半ば。
整備中のJ型を差し置いていきなり乗り出しです。
何もする必要がねーバイクですから( ´∀`)
スズキが誇る油冷ハイパースポーツの乗り味や如何に?
確かに太いトルクにゴリゴリマワるエンジンで面白い。
面白いんだけどナンだろこの手の内に入ってこない感。。
全然素直じゃないんですよね。
もう肘まで使って走らせないとぶっ飛びそうでアブネー( ´ ▽ ` )
過去にR1100に乗っていたJ型オーナーは「ダートもいけますよ」と言うんですが
トンデモネーわwと。
で、そのJ型を車検通して乗ってみると前述の通りモノスゲー乗りやすい!
こりゃ私のRがおかしいって事で、たまたま並べて置いてる時に気づいたんですが
俺のRどんだけケツ上がっとんねん( ´∀`)
純正に比べて前後とも車高が10mmも高い。
つまりサスセッティングが私と全然合ってないワケで
イチからサスセッティングをやり直しまして。
ちゃんとサグ取って設定し直したら純正と同じ車高に落ち着きました( ´ ▽ ` )
私は標準的な体重なのですが
このアシの設定からすると前オーナーはかなり大柄で体重がある人だったっぽいです。
だってこの設定でフルバンクしてるんだもん。
それはシートにも表れていて、アンコが10mmくらい盛ってあるし硬いんですシートが。
写真で見てもなんか座布団敷いてるみたいになってますよね。
シングルシートカウルについてるはずのパットも薄っぺらいウレタンのシート。
このパット、ポジション的に重要なんですが
大柄な人からしたら邪魔だったんでしょうね。
なのでシートを純正のちゃんとしたのに交換してパットも装着。
このパットはJ型のオーナー氏のご好意で譲って頂いた青いのを黒に塗りました(*⁰▿⁰*)
このシートとサスの変更は効果的面で、とんでもなく乗りやすくなりました。
これならツーリングからお買い物に幼稚園の送迎まで問題なく使えますな。
トルクとトラクションのバランスがイイ。
オートバイの気持ち良さってコレなんですよねぇ。
それを引き出す為のセッティングはやっぱり大事です。
で、乗ってるとテールランプが点灯していない事に気づきまして。
導通チェックしまくりましたらばアース不良。
しかし車体側のアースはちゃんとしていまして
と、いうかアースポイント全然無いんですねこのバイク。
よくよく調べるとランプのホルダー部分でアースが途切れていました。
この手のプラスティックのホルダーは、アース線を挟み込んで組み立ててあり
ハンダの無駄(コスト)が省けて効率的な作りなんですが
年数が経ってこういうトラブルが出るとわかりにくいですね。
ボディーに直アースする事で解決しましたが
今度はブレーキランプがつきっぱなしw
リアブレーキランプのスイッチが固定不良でせり上がっちゃってました( ´∀`)
ちゃんとしたバイクを買ったハズなのに。
そして走行中にスピードメーターの針が暴れ回った挙句ポロッと取れまして。
メーターの針が振れるというのは聞いていたので
まぁケーブル変えりゃイケるだろと思っていましたが
検証すると駆動部がブッ壊れていて
こりゃ修理するのにケッコーお金かかるパターンです。。
ちゃんとしたバイクを買ったハズなのに。。
言うても直さん事にゃどうにもならんので直します。
自分のバイクは営業時間外にやらんとですね。
今回はメーター修理に出してリターンタイムがかかるのはまっぴらゴメンなので
ちょろっと改造して別なメーターを取り付ける事にしまして。
まず死亡したのはスピードメーターのみでタコは生きているのと
インジケーターは純正を使いたく
さらには純正のメーターマウントは切り落としたくない。
つまり最小限の加工でスピードメーターだけを変更する作戦で
薄いアルミの純正パネルをぶった切ってニコイチしてシングルメーターのパネルに加工。
折り返し部もきちんと再現して、あたかも最初からこうだったように改造しました。
いやはや、、、こんなの誰もワカンネーのに手間のかかる手法をとってしまうのは
ほんと性癖ですね。
そりゃスピードもタコもSTACKにしてドライカーボンのパネルでって
そういうのも好きなんですけどね。
3000rpm以下を表示しない純正タコはアイデンティティなんですよね。
そういうのは生かしたいと。
そしてスピードメーターの位置にACEWELLのACE-1600をインストール。
なぜこのメーターなのかと言いますと、インジケーター部分とデザインが似ている事と
走行距離が任意設定可能でタコメーター機能があるので
3000rpm以下の回転数が数字とバーグラフで把握できて便利だからです( ´ ▽ ` )
油温計も付いてるし。
タダでは転ばねぇぞコンチキショー
さて今回ハッキリわかったのは、私は多分壊れないバイクが買えない運命である事
ではなくw
もう30年以上前のバイクなんてどう頑張ってもどっか壊れるもんだという事ですな。
どれだけバイクと本気で向き合っていけるか。
旧車乗りのみなさんには当たり前の事ですが
これからはソレがさらに問われる時代でしょうね。
コレとならずっと対峙していける。トコトンいける。
このGSX-R1100というバイクはそれくらい私のスタイルにハマる乗り物でした。
使いたい使い方が出来て走りたい走らせ方ができる。
特にいつも走ってるコースって急勾配でタイトなんですよ。
そこで生きてくるのがやっぱり下からのトルクで
たとえば超高回転型ユニットであってもトルクを絞り出すセットはできますが
そうするとそこスペシャルになっちゃう。
お買い物や幼稚園の送迎には使えなくなっちゃう。
それじゃフェミリーバイクとしてダメなんですよ。
1号機がワガママの塊な分特に( ´∀`)
いやはやこれからドコが壊れるのかやや不安ですが
舘ひろしのような男前になれるように精進したいと思います。
それにしてもこりゃもう完全にスズ菌感染者やなぁ。
と、いう惚気と私の宿命のお話でした。
ではさらば!
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