2021年6月4日金曜日

ZX-10。


みなさまごきげんよう( ´∀`)

常日頃オートバイと戯れている私です。

しかし時には失敗をかます事もありまして


早い話が我がZX-10の中古新規登録で検査落っこちました。

事前にスマホの(どうでもいい事ですが3月からスマホデビューしとります)の

騒音計を使って近接の音量を計測していたのですが

そもそも計測している時点で不安な音量だった訳で

どう頑張っても104dbで思いっきりアウトでした( ´∀`)

JMCA認定マフラーだし何とかなるっぺと思っていましたが甘かったですね。

サベージの登録のついでに行ってきたんですが、やっぱりついで作業は良くねぇっす。


で、私のZX-10は元々新品の前後タイヤとツキギ管を購入したようなもので

サイレンサーを交換するとか詰め物をするとかはもっての外という自己ルールがあり

その自己ルールに則りツキギ管を本来の性能と音量に戻す事にしまして

全くもってワケわからん単車を買ってくると大変ですw

内部構造を見るとパンチングパイプはテーパー状で結構凝った作りですが

これだけカーボンやら何やらが詰まるとそりゃ煩いですね。

この枯れ果てた音がイイんですけどね。


マフラーの音量がデカくなる要素はウールが劣化して音量を吸収出来ないのもありますが

このパンチングパイプが目詰まりしてウールまで排気が行き渡らず

サイレンサーがストレート化してしまう事の方が原因としては大きいかと。

ってかすげーカーボン詰まってますけど燃調大丈夫なんかコレ。。。。


で、消音剤はツキギのものとは少し異なりますが、ステンレスウールとキジマが出している

アコスタフィルという高性能な消音材を用意しまして。

こもアコスタフィル、ガラス繊維を糸状にして編み込んであるので

繊維がバラけないので耐久性も作業性も高くて、価格は高いですがコスパは良いです。


パンチングパイプにはステンレスウールを巻きまして。

このウールがメインの消音材に対するクッション的役割を果たすようになっています。

ちなみにスチールウールだと結露で錆びてしまって次第に吐き出されてしまったりするので

少しでも錆びにくいステンレス製を使った方が良いです。


で、アコスタフィルを巻き巻きしますが

編み込まれていてバラけないので番線で縛る必要もなく、作業は超楽です。

ちなみに、ギュウギュウに巻くと音は大きめ、緩めに巻くと音は静かめになります。


んでどうせ外観はボロいワケなので外筒は磨いたりせずそのまま組み戻しました。

まぁそれは言い訳で、正直そこまでやっている時間がねーっすw


あと、サイドカウルはバキバキに割れたのをFRPで貼り合わせてあって

プラリペアでチマチマ修理していたのですが

右のカウルが何やら熱をかけられたみたいで激しく歪んでいる事に気づきまして

もう完全に直して塗装したりしている時間は無いし

元々B3の赤が多くて直線的なグラフィックが好きじゃない事もあって

サイドカウルをぶった斬りました( ´∀`)

貴重な絶版パーツを勿体ないと思われるかもしれませんが

ハーフカウル化するにはアッパーカウルを切らなきゃいけないし

形が残っているカウルを一番温存できるのがサイドカウルチョップだったというワケで

意外と愛情深い作業なんですよ(私なりに)w

ってかキカイダーみたいでカッケー🎶


黒面積が増えたのは喜ばしいのですが、今度は赤が足りなくなったので

アンダーカウルに赤をあしらいました( ´∀`)

オシャレです。


そんでもって、エンジンをかけると左サイドからカチャカチャ音がするのが気になり

もしやカムチェーンかとビビりましたが

サウンドスコープで聴くとオルタネーターからでして。

バラしてみるとカップリングブレードの固定ボルトが緩んでいました。

全く緩み止めが施されていないのは何か理由があるのかもしれませんが

低強度のネジロックを塗布して10Nmで締め付けまして

ちなみに私は自分のものとして購入したバイクはサービスマニュアルとパーツリストを

必ず購入するという性癖の持ち主です(クソ高かったですw)。

おかげさまでだいぶ静かになりました( ´∀`)


私のZX-10は実はUK仕様でしてキャブヒーターとかが付いていて

メインジェットとニードルがフルパワーと違っていてちょっと去勢されているので

K&Nのフィルターに交換しつつ、ついでにボロいキャブ自体も交換して

MJ140のPJ38にニードルをN14Cという構成で解き放ってあげる事にしました( ´∀`)

さらに燃料ポンプとポンプホルダーと燃料フィルターにホースも交換して

調子も気持ちも良くなりたいという気分です。

って言うか調子も気分も良くなりました( ´∀`)

まぁポンプ無しでタンクから直にキャブに燃料引っ張っても問題ないんですが

多分11000までキッチリ回せば燃料が追いつかないんでしょうね。

恐ろしい単車ですまったく。


そしてリベンジマッチで無事に登録できました🎶

前方にはめっちゃ綺麗なGPZ900Rが居て忍者が2人状態ですが

前の900忍者より私のポンコツ忍者の方が古いのが笑えます。

ちなみにZX-10ってGPZ900Rより軽いんですよね。


無事にナンバーもついたので小躍りしながら走り出しましたが

まぁ慣れないバイクなのでシフトポイントはわかりにくいし

3500rpmから猛烈に回り出すエンジンで

通常の交通の流れに乗って走るのは息が詰まる思いというか

こんなバイクで何処走るねんwwwっていう感じが強いというのが第一印象で

果たしてコレにハマれるのか?と不安になりましたが。


杞憂でしたw

このZX-10という乗り物は、強大なパワーそして猛烈なトルクを

絶大なスタビリティをもってして極めて平和にポッケから取り出すような

モノスゲー懐の深いバイクです。

ハンドリングは素直でフルバンクしていても車体のどこも地面に接したりしないし

不安な要素をよく潰してあるっぽいです。

さすがに重量はあるので、うっかりトラクションを抜くと軽量車に比べてアブネーですが

それは基本どんなバイクでも同じですからね。

後のZX-11もそうですが世界最速のツアラーというイメージが先行するバイクだけど

カワサキは30年前の当時、ツアラーというよりもスーパースポーツを作ったんだなと。

つまり私はZX-10にどハマりしたわけで

そもそも何故今、別な単車に乗る必要があるのか疑問を抱かれる人も居るかもしれませんが

一応この一連の行為には私なりの大義があって

その理由はそのうち明らかになるとかならないとかという話です。

まぁわかってもらうつもりも別に無いんですけどね( ´∀`)


さて往きますか。