2021年6月12日土曜日

微妙系不調。

 

みなさまごきげんよう(´∀`)

改造記事より修理記の方が多くてアレですが

基本がなっていないと改造車もクソもないわけでして

そもそも安全に道路交通をこなせなければ話にならないワケです。

本当は改造にかけるのと同じくらいの時間と情熱を整備にもかけないといけないんですよ。


今回は微妙な不調で入庫した車両ですが、まずエアクリーナーエレメントが目詰まり。

丁度吸入部がオイルミストや埃で詰まっています。

スポンジ自体も崩壊し始めていて交換時期ですね。

車のエレメントなんかでは吸気部分をクルッと回して綺麗な部分で吸わせるみたいな

マジでセコい事を試したりしましたが、、フィルター類は大人しく交換が吉です。

初期投資して洗浄して使えるリプレイスフィルターを入れるのも手です。

エアフィルターに関してはここのところビスカス式が圧倒的に多く

この方式は基本的にエアで吹いたり洗浄したりして継続使用する事は不可能です。

と、言うより無意味ですのできちんと交換しましょう。

この車両の場合は社外品も沢山出ていますが、値段も大して変わらないので純正が良いです。


そしてプラグですが、指定とは違うプラグが使用されていて電極が飛び出しています。

この、指定外のプラグの使用は結構よくある事例で

ハーレーではパンヘッド とアイアンに多いです。

中古で購入時から間違った物が使われているのを指定品と思い込んでいたり

ネット情報には間違っている記載も多いのできちんと情報収集しましょう。

メーカーの発表が一番です。

言うてもサービスマニュアル記載の数値にミスプリントがあって

ドツボにハマる事もありますけどね(以前ドツボにハマったんです私)。


キャブのフロートチャンバー内に沈澱した液体と不純物。

不純物の赤いのは携行缶からの給油時のものでしょう。

液状のものは恐らく水かガソリン以外の液体ですね。

簡易的なキャブ清掃でインテークからキャブクリーナーやパーツクリーナーを噴霧する

と、いう方法がありますが揮発性が良くない粗悪なクリーナーを使うと水が残ったりします。

また、タンクキャップ等の不具合で給油口から水が入るケースもあります。

なのでメーカーのリコール情報は常に要チェック項目です。

タンクのサビ取りをした場合も、残った水分がフロートチャンバー内に溜まって

不具合を引き起こすパターンが結構あります。

ので、定期的にキャブのドレーンを開けてチャンバー内のガスを抜きましょう。

改造車においては使用しているコックのストレーナーが長すぎてたり

コック位置が不適切で

燃料は入っているのにキャブにガソリンが落ちないパターンもあったりするんですが

そこら辺は作り手次第ですね。

長期保管時にガソリン以外の液体をタンクに入れるのも不具合の原因です。

軽油や混合油をタンクに満たされた車両を何台か見てきましたが

そりゃもう悲惨でした(´∀`)

何せこのテの微妙系不調は細かい事が積み重なって起こっているケースが多いので

ちょこちょこメンテナンスして不安要素をあらかじめ潰しておきましょうってな話でした。


ではさらば!