みなさまごきげんよう( ´∀`)
1号機が1番と言いつつちゃっかりZX-10でも走っております。
このZX-10、燃料計という便利な物がついていまして。
車検終わって満タンにしてから、あっという間にEレベルを表示。
しかしリザーブという便利な物もついているので、ガス欠になったらコックを捻ればOKと
たかをくくっておりましたらホームコースを登り切ったところでガス欠。。
よくスライドするTZR氏が居たのに残念ですが山を降りまして
給油すると13L。。。満タン22Lのタンクですからおかしいですね。
そして帰り道、家の手前でまたストールしまして。
イグニッションをONにすると燃料ポンプが空打ちしているので
こりゃ燃料落ちてないっすね( ´∀`)
ってなワケでエアーベント関係を清掃チェックすべくタンクキャップを分解。
オーバーフロー経路の通気をベンチレーションと間違って確認するパターンがありますが
内圧をコントロールしているのはあくまでもキャップです。
勿論、ホースから換気しているのでホースの詰まりも要チェックではあります。
車種やキャップにもよりますが。
最初、キーを捻ってもロック解除出来ないというかキーが回らなかったのですが
リターンスプリングが錆びついていまして。
ついでにこの錆粉が通気経路である小穴を塞ぎ気味になっていました。
内圧をコントロールしているのはこの弁で、負圧になったときに通路が開くようになっていて
このゴムビラが張り付いたりしていると外気を吸入できなくなり
燃料がキャブへ落ちなくなります。
因みにこの弁の動き次第では口笛を吹いたり猫の鳴き声を出したりします。
さらに因みに、こういったメーカー別の純正タイプの中華製の安いキャップが
ヤフオクでもAmazonでも楽天でも売っていますが
あのキャップのベンチレーションにはこういった凝ったバルブは無く、
とりあえず交換するには良いかもしれませんが物としては値段なりで
全然良い物ではありません( ´∀`)
キーホールのキャップのヒンジには鋼球とバネが入っていて
開閉に節度感を持たせてありますので、ココも清掃と軽くグリスアップしまして。
因みに、こういったメーカー別の純正タイプの中華製の(以下略
は、この部分が単なる棒です。
つまり内部パーツは殆ど互換性が無いので部品取りにもならないシロモノです( ´∀`)
あんなモノ装着する位なら純正を使えるようにしたほうがよっぽど気持ち良いでっせ。
んでまぁしっかり清掃して組み直します。
(コマケー人の為に記載しておきますが、写真の金の輪っかは逆向きに置かれてます)
燃料ポンプを介さずに直に燃料を落としていた時には出なかった症状なので
ポンプで燃料を引っ張るようになってタンク内の負圧が高くなったのかもですね。
突然のエンジンストール(ガス欠症状)となると燃料系や点火系を疑ってしまいますが
タンクのベント不良も結構よくあるパターンなので、私は真っ先に疑います。
余談ですがレスキュー要請でお電話いただく事が結構あって
その際よくある燃料系トラブルは、このタンクのベント不良と
最も多いのがコックをリザーブに切り替えるだけで解決。つまり単なるガス欠です( ´∀`)
ついでに電気系統のトラブルは
バッテリー端子の緩み
メインアース外れ
コイルへの電源線が切れかけ
メインのサーキットブレーカーナットの緩み
なんかが多いです。
因みに私は少年の頃、バイト帰りにエンジンが始動しなくなって
バイト先のガソリンスタンドの軒先で
点火系をバラしてコイルやイグナイターやプラグコードを徹底的に交換し
ピックアップセンサーを疑ってバラしにかかりかけたところで
キルスイッチがOFFになっている事に気づいたボンクラです。
そして車検に行く前にクーラント交換して内部を徹底的に濯いだはずの冷却系ですが
リザーバータンクの緑の液体がみるみる茶色に変色していきまして
どうもちょっとやそっとの汚れっぷりではないようなので
ワコーズのラジエーターフラッシュを投入して徹底洗浄しました。
使用方法には洗浄液を投入して30分アイドリングせよとありますが
私にはGPZ系エンジンでコレをやる勇気がなく、少し走行させてからドレーンして
何度も何度も濯ぎまして。
↑はだいぶ透明感が出てきましたが、ゴミがまだ出てきている様子です。
排出液が石清水の如し美しさになるまでひたすら濯いではポンプを回して
ようやく綺麗になりました。
こういった水路の洗浄は非常にメンドイので、メンテされていない液冷エンジンは嫌いです。
その点、同じ液冷でも油冷はこんな事にならないので最高ですね。
これまた余談ですが実は私、初期油冷Rが超好きです(´∀`)
リザーバータンクのクーラントも緑色をキープできるようになりまして
超絶気持ちイイです🎶
ついでにカウルをブった切ってエンジンが丸見えなので
エンジンを洗車しました( ´∀`)
さらについでに、チェーンが汚かったので清掃しました(´∀`)
ZX-10のチェーンは532という鬱陶しいサイズで530コンバートも考えましたが
装着されているEKのZVXは3万円くらいする高級品である事に気づきまして
汚れを落として寿命まで継続使用する事にしました。
チェーンは高性能なシールチェーンが一般化した現在、昔ほど清掃注油が必要なく
むしろヘタな清掃でシールを傷めてしますケースがあるので
新品の時から汚れが付着しないようにメンテナンスに気を遣うのがよろしいかと思います。
チェーンの手入れ具合もその車両の愛され方を如実に表しますので要チェックです。
汚いのはともかくチェーンルブで真っ白になっていたり、ルブのダマがあるなんてのも
ゴミを呼ぶだけで全然良い事ありません。
シールチェーンは必要部分に注油したら入念に拭き取っておきましょう( ´∀`)
まぁとにかくこれでだいぶ気持ち良く走れそうでなによりです。
まったくポンコツは大変だぜっていう話でした。
ではさらば!
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