2019年11月14日木曜日

塗りモノ。



みなさまごきげんよう(´∀`)

横浜ホットロッドカスタムショーが近づいて参りましたが

未だ製作中のLS650サベージ。


防錆プライマーが硬化しましたら、全体的に研いでから少しパテを打ちまして

当初はフレームのパテは行わないつもりだったのですが

パウダーコートもしない事ですしサラサラっとモールディングする事にして


主に制作した部分を中心に整形していきます。

何故に製作した箇所に絞られるかと言いますと

外装と同じく、フレームもパテで整形するとなると

それも睨んだ溶接や造形を行っておかねばならず

純正のモリモリ溶接のビードは整形のために削り落とすと

強度や耐久性が落ちてしまう為です。


並行してその他のパーツはペイントを進めておりまして

パテ研ぎで粉が舞うので上手く作業スケジュールを立てて進めていきます。


こういうマフラーのブラケットみたいな小物は

ついつい缶スプレーとか艶消し黒とかで片付けてしまいがちですが

ちゃんと艶のあるウレタンのブラックで塗っておいた方が断然耐久性が高いです。

意外と車体下部はオイルやガソリンが滴ったりするうえに

泥なんかも沢山跳ねますので

耐油性が高く、汚れを絡めないツルッとした塗装が良いです。


電装ケース。

こちらも掃除しやすいようになるべくシンプルな形状にしました。


そしてフレームはサフが終わりまして。

毎度毎度、こういう大きな段階へ到達する毎に大きな満足があって

ここに到達するまでは苦労とか苛立ちが沢山あるのですが

登山家が山に登るのと同じ理由でヤメられません。

もう私は完全にジャンキーです。


シートレール集合部はタンクとの繋がりを良くする為にパテを打ちました。

こうしておくと横からではなく上から見た時のくびれが綺麗になるのですが

つまりオーディエンスではなくオーナーが跨がって眺める愉しみの為です。


正直、首の補強の部分はパテ打ち始めて即、やめときゃよかったと思いましたw

フレームのパテはやった事ある人しかわからない難しさがあるんですが

機会があれば是非チャレンジしてみたもらいたいです。


スイングアームはサビの痘痕なんかを主に修正。


サベージのフレームは元々角パイプとプレス部材を丸パイプで繋ぐという

複雑かつメーカー純正らしい作りで、しかも左右非対称。

メインチューブが丸パイプになりシートレールがスムーズになり

35mmも左側が飛び出していたフレームは

スイングアームとショックマウントの幅詰めに始まり

左のシートレールをほんの少し外にズラすことで

左右の差は2.5mmまで減少したので、目視ではほぼ左右対称になりました。

日本はともかく、日本よりは売れているであろう海外においても

ここまでフレームをいじったサベージはまず無いと思います。

その為に膨大な時間をかけて計測して加工を繰り返してきたわけですが

全てはシルエットの為です。

如何なる形になるのか、完成目指して猛進していきたいと思います。。。

いや、猛進します(´∀`)



とりあえずさらば!