2018年11月5日月曜日

幅詰め。


みなさまごきげんよう。

LS650サベージです。


リアホイールをスズキの星キャストに変更しまして、

やっぱり前後スズキ揃いがしっくり来ますね。

フェンダーは跳ね上げ無しの普通のフラットフェンダーを

タイヤのアーチが透けて見えるくらいに浮かせてマウントする事としまして

ただでさえ短いサベージ純正ショックのストロークを使い切りつつ

今回はダブルシートで製作という事もあって、

ただでさえショートなディメンション内でこれを実現させましょうというところです。

因みにチョビサンのシートが使えるようにこれから造形していきます。


で、右側からの眺めはこれで良いとしましても。。

後方から見るとやはりベルトドライブの分厚いプーリーを避ける為に

激しく外にオフセットしたこのスイングアームは気になりすぎる感じでして。

フレームワークで誤魔化しているとは言え、実際に35mmもの突出はあまりにも大きく。

チェーン化する事でどこまで寄せられるかという事なのですが、

計測した結果と併せて勢い余りまくりというか

私の悪癖で限界ギリギリまで詰めてやろうと思い立ってしまいました。


と言うかもう限界を超える勢いで、超えてしまったら後から辻褄合わせてやる!

くらいの勢いで。

この激しく左右非対称なスイングアームを


アクスルプレート部分で50mm幅詰めしました( ´∀`)

どうやったかと言いますと、もうひとつ純正スイングアームを用意しまして。

右側のストレート部分を摘出しましたら

不要なドラムストッパーや各マウント類、ショックマウントをシェイブしまして。

部材となった右側のピボットを切り落として左側スイングアームと合体させて

元のスイングアームから部材として摘出したショックマウントを溶接すれば


アクスル部分で50mm、ショックのアッパーマウントで30mmの幅詰めに成功しました。

これによりフレームでの左右誤差は5mmと、かなり小さく出来まして。

さらにシートレール部分左側を更に内寄せしつつ、2.5mmだけ右側よりズラしましたので

フレーム外側での視覚的な誤差は2.5mm。

シートが乗ってしまえばほぼ左右の非対称はわからないレベルです( ´∀`)


純正の部品を使っていますので仕上がりはよっぽどのサベージマニアで

尚且つ左側の張り出しが気になって仕方ないという人でなければ

言ってもわからないくらい自然だと思います。

純正のスイングアームを材料にしたのは、この仕上がりの普通さもありますが

ニコイチせずに元のスイングアームを切った貼ったすると

切断箇所が複雑化する事で溶接距離が長くなり過ぎて

歪みとの闘いが非常に大変になるのも理由です。

そしてここまでするならイチからパイプなり鋼材で組めばどうかという事ですが

サベージの純正スイングアームは断面形状が楕円でして

これは強度面と見た目を考えてそうされていると思われ

パイプ化するとどうしてもぶっとくなってしまいますので

特に寸法において足し算の改造は極力行いたくないという我儘をぶっ通した感じです。

そんなわけでどんどん話がヤヤコシクなりつつあるサベージフルカスタム

フレームの主要部分の溶接は終えましたので

他の細かい箇所、フェンダー、シート等外装の製作を進めていきたいと思います。

思いますというか進めます( ´∀`)


それではみなさまごきげんよう。