2024年1月19日金曜日

2号機始動。

 みなさまごきげんよう( ´∀`)


私の2号機ですよ。

ベース車を購入してから随分経ってるんですが、構想はずっと練ってるんです。

特にフレームワークは多くのリジッドフレームのスポーツスターを観察して

多くの共通点や気に入らない点を洗い出しては

なぜそうなるのか、どうすれば解消できるのかを検討し続けてきました。

言うても解決策はとっくの昔に見出しているんですが。

しかしどうしてもブレが出てくるのが足回りで

パフォーマンスを求めると当時考えていたセットアップで果たして良いのか?

最初はリア15インチでBFGのシルバータウン履きのつもりでした。

でも1号機に装着している16インチのK300GPが感触良い。


ならばリアは16インチで

リアはセブンスターキャスト、フロントは19の星キャス1.60-19に3.00タイヤなんてどうかと。

フォークはVLスプリンガーか33でと思っていたけど

35で組んでレリーズアクスルにして8インチオーバーでみたいになってきまして

それ用の部品は揃えてたりしたのですが。


やっぱ15インチはカッケー!!!

この感じ。

このリム径とタイヤハイトの関係性はやっぱり好きだ。

セブンスターは他の車両でやればイイし。

何ならデッドストックの新品だから欲しい人に売ればイイ。

そもそも私がチョッパーを造るにあたって憧れた車両がこのタイヤだったんです。

大神戸のコンテナチョッパー壱號機ね。

今でも誰が何と言おうと一番好きなバイクなんですよ。

こういう車両を造るにあたって、私的にはタイヤサイズが決まらないとフレームワークも

それこそ最も重要な外装すら決まらないくらい重要なファクターで

ここ数年で走るステージが激変した事のあって迷走していましたが

よく考えたら1号機は遅いバイクよりは速く走れるだけの能力は有しているし

何ならGSX-R1100もあるわけで

それらとは別次元で考えれば良いんじゃないのと。

実際、四角いタイヤでも潰して走れば良いワケで

要はラジアルと同じ要領で使えば良かろうと。

結局全てを取ろうと思えば中途半端になるしね。


ミッションを抜いて軽くなった4速スポーツのエンジンをモックとして積んで睨んでみる。

10年前から言っているように、スポーツスターのエンジンでリジッドフレームにする場合の難所。

それはエンジンマウントなんです。

ビッグツインはミッション別体だからエンジンとミッションの間にセンターのパイプが来る。

ミッション一体のスポーツだと、それがミッション後ろになる。


結果的に、ウエルドオンのキット物であれ写真のパウコフレームであれ

リアアクスル位置がものすごく後ろに行ってしまう。

写真ではアクスルシャフトを目一杯前に寄せてあるけども。

アンド

オイルタンクのスペースがおかしくなる。

そんでもって、バッテリーの行き場も無くなってくる。

ついでに言うと写真のフレームだとケツの真下にセンターパイプが来るから

路面からの衝撃はモロにケツを突いてくる。

まぁそれはしゃーないとして。

フロントのエンジンマウントも困ったチャンで

プレートを介してエンジンを挟む関係上

アンダーフレームのフロント側のRがおかしいんです。

純正フレームは急激なRで処理されていますが、つまりカクいんですね。

ココはFバンクのマフラーを通す事で隠せるんですが

今回はココも追い込みます。


そういう視点で観察すると、HD純正のリジッドフレームが如何に美しいかがよくわかりますね。

同時に、エボスポをベースに純正でも美しいフレームのビッグツインに対抗できうるバイクを

殆どの人が造ろうとしない理由もわかるかと。

サス付きのエボスポとしては1号機は限界値です。

手前味噌かもしれませんが、あんな事やってるスポーツスターは居ないと思います。

今回はリジッドでソレをやろうかと。


コレがお客様のバイクだったらそんな手間もお金もかけられませんが

幸いコレは自分のバイク。

どこまで追い込んでもOK。

ずっと練り続けてきた構想を今こそ爆発させようじゃないか( ´∀`)

1号機がそうだったように、雑誌に載る事もなければショーの賞をもらう事も無いでしょう。

私はそういうのに適した人間じゃない。

ただただ自分の為

そして

亡き母にこの作品を捧げます。






ではの!