みなさまごきげんよう( ´ ▽ ` )
どうでもイイですが↑のご挨拶、ふと一体いつから書いてんだ?
と思って遡って見てみましたら、どうやら2013年から10年も続けてるんですね。
なんで始めたかわからんし、ごきげんようとか言うキャラじゃないんですが、、
まぁそんなどうでもイイ話はどうでもイイとして
また長期不動車の起こし作業です。
ドラッグスター250ですね。
色からして2002年式、走行は34,000kmです。
長年所有されていて、車庫にてカバーをかけて保管されていましたが
また乗りたいとの事で作業を承りました。
ちなみに、やけに綺麗なのは4時間かけて洗車して磨きまくったからです( ´∀`)
せっかくならピカピカで乗り出してほしいですし
ダメな所を洗い出すためにも経年の汚れは邪魔ですから。
一度も交換されていないチェーンとスプロケットは交換必至コンディション。
チェーンは洗車に邪魔なので外しちゃいました。
ハブやリムも綺麗にしときます。
まぁココは大抵のバイクがこんなモンですね。
チェーンルブのダンゴとスプロケやチェーンが削れた鉄粉が主成分です。
チェーンもコキコキですな。
スライダーが削れていないのは調整がちゃんとされていた証でもあります。
あー気持ちイイ( ´ ▽ ` )
こうやって「綺麗にしときました!」と声高に謳うと、ちゃんとやってる感を醸しますが
実際多くのバイクやさんはこういう地味にめんどくさい洗浄なんかを当たり前にやっていて
洗浄作業はメーカー指定の工数には入っていませんから
つまりは儲け無しで部品を洗ったり磨いたりしています。
つまりサービスすなわち貢献です。
ホントは良い言葉なんだけどなぁサービスって。
外装もピカピカ。
元が良いですからねぇ。
21年前の車両としてはかなり良好です。
中古で買うならこういう芯がしっかりした車両が良いです。
傷のつき方とかね、そういうの見てると扱いがよくわかります。
流石にクロームはちょっと疲れていますし発錆もしていますが
なんか個人的にヤマハのメッキはよく錆びる気がします。
まぁメッキをよく使ってるってのもありますけどね。
シートも案外汚れているものなので、コレがパリッとしてると気持ち良いですね。
で、綺麗になると査定額も爆上がり調ですが、問題は機関部です。
フォークオイルが漏れているので、距離的にも要O/Hです。
スタンドで左に傾げるせいもあって左の錆が酷いですね。
フォークオイルは綺麗なのが出てきますが、これは放置車の罠で
底にはきっちり汚いオイルが沈殿しています。
これらを混ぜ混ぜしてあげると見事に汚いオイルになります。
オイルシールの当たり面は綺麗に研磨しておきます。
クリップの溝もびっくりするくらい腐食で埋まっているので綺麗にしておきましょう。
ちなみにヤマハのこのフォークガードは硬くハマっているので
外そうとして壊すのが嫌で装着したまま作業しております。
まぁいつも通りの作業っすな。
全て油を切って完全ドライ状態で組み立て、油面揃えてOKです。
ちょっと設定変更しておきました。
チェーンとスプロケも交換しまして。
この辺は安物を使うと寿命が短く、結局高くついちゃうので良い物を使います。
安いのはいくらでもありますけどね。
ランニングコストって長期的に見るべきです。
安物を3回交換するよりも高品質な物を長く使う。
トータルコストだけでなく環境的にも良いです。
まぁガソリンバラ撒いて走りまくっている私が環境云々も無いですがw
これでまた長く使えますね。
スプロケの減り方を見ても優しく乗られていたのがわかります。
この車両は3万キロ以上耐えていますが、駆動系に負荷をかける乗り方だと
まぁその半分ももちません。
フロントブレーキマスターシリンダーは外観からしてヤバめです。
マスターの蓋のネジは普通には緩まない状態でした。
まぁきちんと緩めるのが私の仕事なんですが
ヘタに緩めようとして頭をナメたりしたら、、、、怖いですねぇ。
DIYでやる場合は、ヤバそうな雰囲気の時は諦めた方が良いです。
あー、、、、
この辺が車検の無い車両のキツいところですね。
ブレーキフルードは年に一度、最低でも車検毎に交換すべきです。
何となくブレーキは効きますが、劣化でシステムの機能を阻害していきますし
いざっていう時にベーパーロックとかブレーキがフェードしちゃったとか
場合によってはそのせいで転倒や事故もあり得ます。
こういうのを見てると12ヶ月とか24ヶ月の法定点検って大事ですよね。
で、冒頭の写真のように長期不動車両を磨いて綺麗にした「だけ」で
程度極上みたいなノリでヤフオクやメルカリで売り飛ばされた場合
乗り出し整備で10万円くらいかかっちゃって
現車確認時は見るとこ見とかないと高いもの買いのさらに銭失いになりかねないので
中古車を現状で買う場合はご注意です。
バッテリーとエアクリーナーエレメント、スパークプラグに
劣化したグリップとエンジンオイルる、フィルター交換して路上復帰作業完了です。
バイクに限らずですが、基本的には維持にお金がかかるものです。
特に予防整備し過ぎな場合はバランスシートが崩れがちですが
結局のところ使用限度を超えてぶっ壊れるのがいちばん高くつきますので
定期的に点検して、マズいところをぼちぼち整備していくのが安上がりです。
長期不動車の怖いところは
ガワの程度が良くても見えない所は確実に経年劣化しているってところですね。
よーく整備されている不動車って基本的に無いワケですから
バイクを買う時はご注意を。
そして今乗っているバイクも常に注意して見てあげてください
そんなわけでさらば!
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