みなさまごきげんようでございます。
更新サボり中で申し訳ございません的ないつもの出だしですが
ちょっと作業場を片付けたりして入庫待ち渋滞解消に努めておりました。
そしてサボっている間にページビューのカウンターが400万に達していました。
アクセスカウンターではないので、単純に400万回閲覧して頂いたという事で
平均で1日に500回弱ページが開かれている計算です。
いやはやこんな業界の隅の隅っこの、雑誌にも載っておらず広告も打っていない
ダメ人間が細々とやっている改造屋のBlogを毎度読んでいただいている
今日も見にきてくれている皆様ありがとうございます。
で、スペース確保に成功しましたのでお預かり予定の車両を引き取りにいきまして。
下界は全然雪が無いのですが、峠のてっぺんはまだこんな状態でした( ´∀`)
前日に洗車したというのに、、
で、こちら以前車検でお預かりしたFLSTNさんですね。
エンジンがかからなくなってプラグやコイルも新品にしたけどやっぱりダメとの事で
お預かりして修理していきます。
実際確認したところ、交換されたコイルへの配線が間違っていたのでそれを直しましたら
あっけなく再始動できました( ´ ▽ ` )
が、アイドリングが上がったり下がったりしつつエンストしました(汁
そして2度と火は飛びませんで。
しばらく動いておらずバッテリーの端子間電圧が低めでしたのでフル充電して
下流から順にチェックしていきます。
プラグ新品でハイテンションコードも新しく、コイルは新品っと。
コイルの抵抗値も念のため計測しておきまして。
お次は以前ドツボにハマったアレをチェックします。
コレね。
バッテリー端子間の電圧はフル充電状態で13V。
それがコイル一次側で11Vと、2Vも電圧降下しています。
まぁ直前にエンジンがかかっていたのでコレが直接原因ではないとは思いますが
スパークも弱かったですし電圧降下はこれからもどんどん進んでいくので
リレーを介してバッ直で点火系に給電するようにしまして。
FXRは配線の劣化があまりにも激しくのでハーネス引き直しましたが
一先ず費用的な事もあってこの手法となりまして。
特に旧いバイクにはコレは効きます。
さらに16Vくらいまで昇圧させるブツもありましたね確か。
ちなみに昔は車の点火系チューニングといえばコレを必ずやっていました。
解体車からもぎ取ってきたリレーを使ってw
セミトラそしてポイントレスキットとフルトラ、CDI、パワーエキスパンダーにボンファイヤ
色んな点火系パーツが溢れていて随分お金かけたもんです。
そういう昭和の話は置いておいて。
色々やってるので電圧下がってきていますが、端子間12.87V
バッ直リレーを組むとコイル1次側12.41V。
電圧降下解消ですね( ´∀`)
コレで火花バチバチでエンジンかか
かからんのかいw
まぁ想定内です。
もうあとは2年半前に交換されたというピックアップセンサーですね。
念の為ローターとガバナもチェックしておきます。
マロリーのEスパークとは中々珍しいセレクトですね。
このキットはリペアパーツが用意されているので、センサーのみ交換しまして。
無事にエンジン始動できました。
エンジン始動といえばこちらの車両、SUキャブなのですが
チョークアームがピクリとも動きませんで
アームがストッパーの奥にハメられていました。
このSUキャブのチョーク(仕事はエンリッチナー)アームは
組み立て時に鬱陶しいスプリングの保持を伴うので
このように組み位置を間違えちゃう事があります。
いや、チョークアームが動かないから気付くでしょ!
って話なんですが、、ティクラーで燃料送れるから使わない人も多いんですよね。
私は基本的に始動時はいつもチョーク使います。
なんせ濃い混合気をブチ込めば始動が超楽ですので。
車なんかではチョークノブが早い段階で無くなりましたが
アレは単にオートチョークになっただけですし、FI車でも始動時は制御入っていますから
エンジンにとって必要な機能なんですよね。
ティクラーや加速ポンプを使えば同じ事ですが
ティクラーはカチャカチャめんどいのと
加速ポンプは場合によっては絞ってあるので
なんやかんやでチョークが楽なんす。
で、SUのチョークレバーの場合、正しくはこの位置です。
この位置が狂っていると、時としてオーバーチョークになって
イマイチ調子が出なかったりプラグがカブったりします。
以前も同じような事がありましたので、SUユーザーの方は要チェックですね。
他にも気になるところはありますが、一先ずはお渡しOKです。
いやー、今回は簡単に直るトラブルで良かったです( ´ ▽ ` )
で、現在は順番待ち渋滞が解消傾向ですので
最短入庫3月〜となります。
シーズンインするとまた混み合ってきますので、
これまで通り早めのご予約のほどよろしくお願い申し上げます。
ではさらば!
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