みなさまごきげんよす。
コウバ長です。
作業場の湿度が激しすぎて塗装関係ができません。。
もう基本的に外注にしなきゃダメかも、、
さて作業は7年の眠りから叩き起こすべく90FXSTC。
作業しなければならないポイントは非常に多いのですが
まずエンジン始動を試みます。
と、いうワケで燃料関係から。
キャブはスキナーズ・ユニオンつまりSUキャブですね。
燃料をからっぽにしておいてくれたのでニードルバルブの貼り付きくらいでしたが
勿論内部の通路やジェット類、煤けたベンチュリー等を綺麗にしていきます。
何やかんやでこのくらいはバッチィ汁が出ます。
キャブは調子悪くなくても時々バラすのが、要らぬトラブルの予防になります。
バラして洗って組み直しただけで調子が良くなったりしますからね。
で、インマニシールも交換しておきます。
SU関係の部品はリベラプリモがダメになって供給がほぼ途絶えていて
一部リプレイスパーツはAPMが生産したりもしています。
ちなみのマニホールドのガスケットはジェームズガスケットで手に入ります。
長期間不動の車両で怖いのがゴムやガスケットの劣化です。
これたの部品は「あの時新品にした」が全く通用しません。
動かしていないと熱も入りませんし、硬化も進み柔軟性を失っていきますので
迷わず交換が吉です。
あと、無くなると非常に困るのもゴム系パーツです。
あるうちに交換!
これも大事です。
フランジガスケットはボア径の違うものが挟んであったので適正サイズで。
くすんだマニホールドも磨いて装着。
液体ガスケット系は使いません。
液ガスでシールする前に取り付け面の清掃とかね、そういう事に手間かけた方がいいです。
ウチでは装着率の低いSUキャブですが
構造的には非常に面白くて奥深いキャブですね。
サイドフロートのSUなんか渋いですしね。
リンク作ってサイドフロートのSUをツインでとか面白そうですよね。
そうなるとアレですね、日立のSU使いたいですね( ´∀`)
今や「SUツイン」って響きを知らない人も多いんだろうなぁ。
この車両はタンク形状からツインコックですが、これらのホース類も
もちっとスマートというかスッキリやり直します。
どうせホースもカチコチですしね( ´∀`)
タンク内には古い腐ったガソリン。
私、この匂い(あえて臭いとは言わない)嫌いじゃないんです。
解体屋から引っ張ってきたバイクばっかりオコしてきた私にとって
なんつーか青春の匂いなんですよね。
で、ガソリンの劣化はともかく、コーティングがブヨブヨ膨れてきています。
原因は密着不良、あとコーティングが分厚すぎるの2点です。
私がワンオフタンクでコーティングを行わない理由がコレなんですが
コーティングが劣化してしまうと基本的にタンクを分解して
コーティングを剥離して再溶接、そして塗装という流れになってしまいます。
ガソリンにも溶剤にも溶けないですからねコーティング剤。
あと、後々の補修や改造においてもコーティングで苦労する事もあります。
過去にもコーティングが剥離してタンク自体を交換するという事態になった事もあります。
今回はまだ剥離してきていないので、今の塗装を温存すべく経過観察で。
燃料系はこれでOKとして、お次は点火系を見ていきまして
エンジン始動してみたいと思います。
ではの!
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