2021年8月3日火曜日

レストレーション。


 みなさまごきげんよっす( ´∀`)

ちゃんとBlog更新しようという決意がインスタ のお手軽さで簡単に霧散する私です。

アレはアレで備忘録になるし、自分自身嫌いじゃないから良いんですが

やっぱり手軽っていうのは麻薬です。

インスタ の場合はどんな人が見ていてどんなリアクションなのかもわかりやすくて

この、数字で表れるっていうのもまた麻薬みたいなもんですね。

数字で表れるといえば私のインスタのアカウントの男女比率は

なんと男性97.8%で女性が2.2%というガチホモっぷりで

ついでにここ1週間で29人が私をフォローし、14人がフォローをやめるという回転率で

いやはや嫌われたり好かれたり忙しいですな( ´∀`)

と、いうのが数字で見えると気になっちゃうもので

気にしてねぇと強がるものの、やっぱり嫌われるってのは微妙に凹みます。

言うて人間性がアレなんでどーしょーもねーんですがw


と、前置きが長くなりましたが1100R。

とにかくリアブレーキがスッカスカでして。


まぁもうあちこちから漏れたんでしょうね。

このリザーバータンク、装着状態だとドライバーの頭が斜めにしか掛からないので

メンテナンスの際には無理せずタンクを外しましょう。


マスターも香ばしい状態ですね。


ブレーキまわりに限らずですが、こういった構成パーツの状態は

そのまま車両のコンディションを現していますので

ガワを艶出し剤で光らせられただけのバイクでも

ちょっと機能部品を見るだけで本質が見えてきます。


どう見ても片側のピストンが動いていませんね。

ディスクブレーキのキャリパーピストンはゴム(シール)の弾力だけで

パッドのクリアランスを決めてくれているので、漏れは無くても動きが悪ければ交換です。


とりあえずばっちいのでキャリパー割って洗浄( ´∀`)

こういうキャリパーは熱で開いたりしてフィーリングが悪くなるんですが

こうやって分割できるのは整備する側としては有難いっす。


んで外側だけ塗装を剥離しまして。


インナーパーツ類は総交換。


なぜ外側だけ剥離したのかと言うとですね。

このGU74A、オーナー様が当時乗っていた仕様を再現するのがひとつのテーマで

当時フルードで塗装が剥げてしまい、表側だけ磨いて使っていたとの事で

それを再現している次第です。


細かい事ですがブリーダーも新品交換しまして。

コレ、エア抜きの際に絶対触るとこですから綺麗な方が良いのと

エア抜きの際に残ったフルードをそのままにしていて腐食しているケースがよくあるので

整備する際にボロければ必ず交換してほしいお勧めパーツです。

ちなみにこのトキコキャリパーは、エア抜きのブリーダーが2箇所設置されていますが

きちんと両方からエア抜きしてあげないとピストンの作動不良を起こしやすいですよ。


リザーバータンクの蓋も綺麗にしてネジも交換。


ネジだけでなくタンク側にインストールされているナットも交換します。

鉄ナットにステンのビスとかは非常にマズい組み合わせですからね。

手を入れる時の気持ちよさって大事で

特にオーナー様が実際触るところなんかは細かく気遣っておいて

このエクスタシーを分かち合いたい気持ちです。


細かいビスやホースバンドなんかも錆びてボロボロなので交換します。

オリジナルとは違うものですが

こだわるとしたらソコじゃねーっすよね。


パッドはいつものSBSを頼んだら、納期が超長かったのでデイトナの金にしまして。

私もコレの旧モデルをCP2696で実際に使っていますが

耐フェード性を除けば良いパッドです。

ちなみに耐フェード性と言っても1号機みたいな使い方であっての話で

キャリパーが3つもあるちゃんとしたバイクでしたら不満は絶対出ないと思います。

ストリートでは( ´∀`)


そんなワケで納車整備をしながら「当時の自分仕様」を再現させて頂くべく

引き続き作業していきたいと思います。

レストアというとメーカー出荷状態を目指すのが一般的ですが

当時の自分が乗っていた仕様を再現するのもまたレストレーションです。

ほんと楽しみ方って色々あるっていうか

何やっても楽しいですねオートバイは( ´∀`)