みなさまごきげんよう( ´∀`)
長い眠りからさめた初期型チャンプですが
いきなり叩き起こされたせいか、負圧コックから燃料がダダ漏れになりまして。
ダイヤフラムからだけでなく燃料のアウトプット部分の付け根からも漏れていて
内部パーツも出ないようなので何とか修理したいところです。
しかしこの初期型のチャンプ、27Vペリカンジョグ、あとパッソーラやトレーシーもかな
負圧ポンプがちょっと特殊で負圧の経路が後年のものと違っています。
故に入手困難でレアなアイテムとなっていて、正直あんまり壊れて欲しくないですね。
手前のニップルが他と違うところで、
ここからエンジンのヘッドに向けて負圧を供給しています。
何の為かというと初期型の上記車種は、チョークがバイスターター(電気式)ではなく
ヘッドに設けられたB.V.Sバルブを介してキャブに負圧を送り
その負圧を利用してキャブに装着されたダイヤフラムを作動させる事でチョーキングする
非常に凝ったチョークシステムになっています。
B.V.Sバルブのバイメタルが損傷していれば負圧経路を殺して
後年式のバイスターター式チョークのキャブに換装すれば良いですが
今回はコック部分のみの破損なので汎用のコックを使用して修理します。
コック、というか負圧ポンプはジョグやビーノの物が
固定部の寸法的にもピッタリなのでコレを使いまして。
配管としては負圧をB.V.Sバルブに送れるように分岐し
元々の負圧ポンプに備えられていたストレーナーとワンウェイバルブが失われますので
これらは別で配管に割り込ませておきましたら修理完了です。
ホースの取り出し方向が各々変わるので長めのホース類は別途用意しておきましょう。
ストレーナーやワンウェイバルブ、コックにホースと少しコストはかかりますが
燃料関係ですからココはしっかりやっておきましょう(´∀`*)
ってな具合でまた元気に走れるようになって嬉しい限りです。
初期型チャンプやペリカンを愛する(一部の)みなさまご参考にどうぞ。
ではさらば!
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