みなさまごきげんよう(´∀`)
ブレーキ周り、クラッチ関係と整備を続けております50FL。
普通にエンジンは始動するものの、息継ぎしてしまって全く走らないので
車検適合作業と並行してセッティングを煮詰めていきます。
まぁこのパターンで走らないのはキャブか点火系が原因ですので、
まずはプラグチェックから入ります。
と、装着されているプラグがBP5HSです。
パンヘッドの標準はBP5Sで、ご覧のようにリーチが違いますので
BP5HSでは燃焼室に数ミリプラグが飛び出してしまいます。
こういう状態のプラグの様子あまり参考にならないので、
ジェッティング自体イチから見直しですね。
因みに、加速不良や息継ぎの症状でキャブを疑う人は多いですが、
私が診ている限りプラグが死んでいるケースが非常に多いです。
カブっている症状と似ていると言えば似てはいますが、、
プラグの焼け色は勿論参考になるのですが、焼け色と劣化の区別はつきにくく
劣化しているプラグの色で燃焼状態を判断しようとすると道に迷います。
あと、フィルターが逆向きに装着されているケースも非常に多いです。
濾過性能が変わったりしないんだからどっちでも良いと言われるかもしれませんが
逆向きだと異物がフィルターに詰まると流量が変わってしまうんですね。
しかも詰まっているのが目視できない。
正しい向きに装着すると、異物は三角錐の透明部分に溜まるので
目視できるだけでなく、ここに異物をトラップしてからフィルターを介して流れるので
異物による流量変化が起きにくいという事です。
実際、このフィルターは内側に異物が詰まって燃料の落ちが悪くなっていました。
そういえばこの車両ではありませんがこんなパターンもありました。
加速ポンプのインジェクター部分に取り付けるOリングが
オーバーフローラインに取り付けてあります。
ここのOリングは結構重要で、劣化していたり失われていたりすると
ここから燃料吸い上げてしまい
確実にセッティング出せずに撃沈することになります。
あと、逆向きの話ついでに車検ステッカーも保護フィルムの貼り付けが逆です(´∀`*)
まぁコレはどうでも良いですが。
そして試乗中にフットボードのスタッドが折れました。
ココ、リアブレーキのリターンスプリングも一緒に固定していたので
ブレーキのコントロールが効かなくなりブレーキ踏んでもフルロックしたまま戻らず
早い話が死ぬかと思いました(°▽°)
元々無理矢理フットボードを取り付けられていたので、
せん断方向への負荷に耐え切れなくなったようですが
断面からして以前からクラックが入っていたみたいです。
と、まぁ色々修理や調整を重ねていますが、もうちょっとツメていって
車検対策を実施して継続検査を受けてきたいと思います🎶
それではさらば!
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