みなさまごきげんよう。
防錆プライマー、パテ打ち、サフェーサー塗装からサフ研ぎを終えまして
ベースの黒を塗っていきます。
黒を塗り終えましたら、その黒も研いでいきまして。
何故そうするかと言いますと足付けとガン肌を消す為です。
#800で肌を均して#1000、#1500と研ぎ上げていきまして。
各工程で研ぎを入れる事で、全ての塗膜が均一になりますので
後々の研磨で下の塗膜のガン肌なんかが露出するトラブルを防ぎたい狙いですが
2Kであればこの工程は必要なく
尚且つ一般的な塗装でも今時中研ぎはあんまり入れないと思います。
要は私がヘタッピだという事ですが。
この後柄を入れて頂くのに少しでも楽にという思いもあります。
研ぎ終えたらクリアを吹いていきます。
こちらは仕上げという訳ではなく表面保護の為で
柄を入れていく際に黒に直接ではなくクリア層に入れていく事で
やり直しラインの変更をやり易くする為であります。
発送時の傷からも保護できますしね。
それにしても塗装は本当に難しくて
やればやるほどに経験値と技術不足を痛感します。
20年くらい前だったと思うのですが、素晴らしい塗装を指して
「小石を投げれば波紋が広がるのではないかと思わせるほど
穏やかで落ち着いた水面のような表面」
という表現を何かで読んだ事があって
そんな表面を作れたらなと思ったものです。
もちろんガン肌も表現のうちですし、塗る対象にもよるのですが
まだまだそういう域には達しませんね(´∀`)
塗り終わったらガンのメンテナンス。
通常であれば洗浄用のラッカーシンナーで内部経路なんかをザザッと洗うところですが
数回に一回は全バラして完全に清掃しておきます。
塗料カップも剥離剤まで使って完全に綺麗にしておきました(´∀`)
バイクもそうですが、道具も大切にしておかないと裏切られちゃいますからね。
ま、その場合先に裏切ったのはこちら側って事でおあいこなんですが。
そしてナロー化したスイングアームを思うところあって作り直します。
スイングアームの幅を詰めるという事は、アクスルシャフトの長さも変わりますが
アクスルシャフトをワンオフするにはコストがかかります。
そこでこのサベージの場合はSRのアクスルシャフトが流用できるようにしてあり
部品の入手にも困らない設定なのですが
ちょっと思い切りよく詰め過ぎたせいで、アクスルナットを締めた際に
シャフト先端がちょっと余りまして。
スペーサーなんかで辻褄を合わせても良いのですが
部品点数も少なくしたいという事で、スイングアーム幅を3㎜広げました(´∀`)
これでアクスルシャフトの長さがピッタリ合って
個人的にはスッキリしました。
最初からそうしとけって話ですが(´∀`)
色々醜態を晒しつつさらばである。
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