2019年8月17日土曜日

福山自動車時計博物館再訪 #12






ニッサンジュニアの消防車です。

因みに私は移住してから消防団員になりましてポンプ車とご縁が出来ましたが

我が分団のポンプ車はダイハツハイゼットで

操法大会なんかに参加しますとランクル70のポンプ車が羨ましかったりして

それでも70あたりも順次更新の時期が来ていてちょっと寂しい感じです。


劣化したステアリングがなんとも言えない侘び寂びを醸し出しています。

因みにアメリカではこういう古いステアリングホイールを

外径を変更したりボスを変換してリビルドしてくれるファクトリーがあるらしいです。


トヨタの消防車でベースはRKトラックでしょうか。

ここら辺の特装車両は謎が多くてマニアにはタマランでしょうね。

同じくしてフレームから作り上げたチョッパーも一般人には

というかバイク乗りにすら謎に思う人が多くてやっぱりマイノリティな世界です。


ここは水貼りデカールなんでしょうか。

薄っすらと残る「モリタ」というのは消防車のメーカーで、今なお健在です。

と言うかとてつもなく大きな会社に発展されています。


ポンプの開閉レバーの造形がカッコいいです。

表示も銘板を使ったり打刻したりと厳しい使用を想定されていて萌えます。


空調ファンのノブにある風車のモールドが渋いです。

ここも表示は銘板をリベット留めしてあって、テプラで片付ける現代と比べて丁寧。


ボンネットサイドのモールに手が込んでいて素敵です。

それにしても塗装の劣化っぷりがハンパねーですね。


綺麗な形のリアフェンダー後端には小物入れが設けてある。


サイレンも塗装がほぼ消滅。


これは別なサイレンですが6Vなんですね。

この矢萩工業も未だサイレン作ってるっぽいです。


この辺からだんだん顔が怖くなってくる感じで、ギョロ目に睨まれてる気分です。

でもヘッドライトのリムはフレンチング気味になっていて何気に凝ってますし

プレスも結構複雑だったりして見所は多いっす。


乳白色レンズの素敵なマーカーランプ。


個人的にこの年代のトラックの顔は怖くて苦手っす。


これも怖い。


ボディやトサカはペナペナでショボいんですが

レンズカットが素敵で、このレンズだけでも欲しいと思いました(´∀`)




2019年8月7日水曜日

福山自動車時計博物館再訪 #11




随分間が空いてしまいましたが福山自動車時計博物館にて

4台しか保存されていないという

とても貴重な日野製のBH15型ボンネットバスに乗客として乗せてもらうという話。


バンジョーステアリングが素敵です。

ステアリングコラムは直立していなくてダッシュから生えていまして

ディーゼルエンジンの振動とかシャシの感じはまさにトラックという感じですが

ここら辺はやたらモダンです。


ウインドシールドごしに長いノーズが見えていて

前方は確認しにくそうですが見切りは良くて

以前代車で乗った初代の日産リーフの方がよっぽど前方が見えませんw


帝国ボデーの銘板は書体がカッコいい。

その昔Bodyをボデーと発音する人が多かったと思うのですが

ディーラーもデーラーと言ったりして、小さい「イ」を読まない意図は

一体どこにあったのか大いに謎です。


納入元の銘板で

学校用品や軍用品にもこういう銘板が付いていたりしましたが

恩着せがましい感じではなくて

納入元を示す事で物を大切に扱うべしという事だと思いますね。


窓のサッシに打刻されているパテントナンバーがカッケー。


メーターダッシュもモダーンで、方向指示は丁寧に矢印。

言うても作動するのはセマフォーですが。

そして水温計はぶっ壊れていたのかワイルドな表示ですw


やっぱりブッ壊れていたみたいで、ここに水温計は増設されていました。

暖気が必須の古いディーゼルエンジン故に水温計は絶対必要でしょうから当然ですかね。


ステッキではなくガングリップ式のサイドブレーキにフロアシフト。

クラッチペダルは押し込みで操作が難しそうです。


レーシングパターンとはちょっと違いますが手間リバースの5速。

恐らく基本は2速発進なんでしょうね。


ワイパーはバキューム式ではなく個別にモーターを有するタイプ。

バックミラーは鏡を釣ってるだけで

衝突時脱落式が当たり前の現代に見ると凶器に等しい作りですな。


天井には換気口があって、これが有るのと無いのとでは車内温度が違いますね。

雨漏りも考慮して別体の複雑な形状です。


足元のベンチレーターと、そこからの風を受けるように作られたドリンクホルダー。

ご覧のように木材も結構使われていた、古い学校の教室みたいな雰囲気です。


なんでしょうかね、色もあるんですが目に優しい。


ドライブされるのは博物館職員の方で、白手袋が眩しいです。


当たり前ですがノンシンクロのミッションなのでダブルクラッチが基本です。

さすがと言いますか車の方はちょっとグズり気味ながら丁寧に操作されておりました。

走り出して印象的なのは、その硬さで

何というか乗りごごちが硬いんじゃなくて、エンジンの振動ですとか

重い車体を引っ張る駆動系のゴリゴリ感が硬質で

巨大なランクル40系みたいな感じと言えば分かって頂けるでしょうかw


福山の街並みをボンネットバスの車窓から。

古い建物のガラスに映り込むバス。


息子も同乗していますがかなりご機嫌でしたね。


特に指示器がガチョンと飛び出すギミックには興味津々でした。

そりゃそうですね。


華麗なハンドルさばきで市街地を走りますが

大きく見えるけど実際はそんなに大きなバスじゃないんですよね。

ちょっとクラッチがしんどそうな感じでしたが。


前方に見えますのは福山城でございます。


そんなこんなでボンネットバス試乗会終了(´∀`)

滅多に乗れる車両ではない事もあって非常に楽しかったです。

こういう機会を設けてくれるって本当に有難い事なんですよね。




2019年7月27日土曜日

フットボードの取り付けなど。


みなさまごきげんよう。

あっという間に梅雨があけまして

我が1号機は車検が6月末に切れまして

サビベスパは自賠責が7月半ばで切れまして

全く二輪に乗れなくなってしまいましたが梅雨で丁度良かったぜコンチクショーw

と負け惜しみを吐く暇もなく梅雨明け。。

とにかく車検代を捻出すべく

否、車検代だけでなく透けるほど擦り切れたおパンツや

レンズが傷だらけですりガラスみたいになってるメガネや

ツルツルになりつつあるトランポのタイヤ代を捻出すべく

お仕事に励みたいと思います。

励みます。


さて、フォワードコントロールでステップペグがかなり前方にある事で

フットボードを廃しておりますとシフトは搔きあげ、ブレーキは蹴り出しと

足を浮かせる動きが多くなり時としてはちとしんどいですね。

そこでフットボードを取り付けようというのが今回の作業ですが

シフター側はオープンプライマリーなのでフットボードのベースを出す場所が無く

色々考えましてキッキスタンドのマウントプレートを利用して

ヒールガード兼用みたいなノリで製作する事としました(´∀`)

キックスタンドのベースに絡める形で鉄板を切り出して位置決めしましたら


補強を入れてT字断面に。

マウント部分から距離があるので振れないようにという意味もありますが

幅のある部材にこういった区切りを設けることで

実際の幅よりも細く見える効果が狙えます。


フットボードはマットではなく大神戸製の鋳物。

ビス留めでは緩みが気になるのと鋳物の反りもあるので

数カ所溶接で固定しておきます。

こういった重たい物は特に、路上で落っことしたら大変ですので。


色々な物を装着しましたら中々馴染んで良い感じです。

ポジション的にはミッドより前でフォワードより後ろな感じですね。


溶接で固定しただけでは隙間から水が入って錆びてしまうので

シーラーを入れて防水しておきます。


あと追加でホイールの変更を承りまして。

これまではスプールのインベーダーでしたが、ミニドラムを装着して

ブレーキレス卒業という感じです。

ドラムの回り止めはグライドフォークのドラム用のタブを利用しました。


ちなみに、ホイール変更の理由はインベーダーホイールのスポーク根元に発生した

ご覧のクラックです。

実はこのホイールの前も丸5本のインベーダーでしたが、

そちらも5本全ての根元にクラックが入りました。

スプールですのでブレーキングの負荷はかからないのですが

溶接組立である事と応力が分散しにくい5本スポークである事が原因かと思います。

そう考えるとワイヤースポークは衝撃の吸収や負荷の分散等

非常によく考えられた構造ですね。


ブレーキが装着されてレバーが必要になるという事で

レバーは大神戸鋳鉄レバーの極厚クロームメッキバージョンに。

クラッチ側も揃えますが


レバー交換の際に分解したマウストラップ用のケーブルの素線が数本破断していました。

このように素線が疲労破断した場合

数本なので当分大丈夫と思ってしまいがちですが

ワイヤーケーブルはこうなってしまうと一気に強度が落ちてしまいますので

破断やキンクがあれば即交換すべきです。

お陰様で作業が止まってしまいますが

トラブルをひとつ潰せたので良しとしましょう(´∀`)


さらにはリアタイヤも交換時期という事で

コッカーダイヤモンドからTT100GPに。

サイズも4.50から4.00にサイズダウンしまして


ステップ位置がフォワードからフットボードになった事や

フロントブレーキが装着された事と併せて

重たいFLHですが結構ヒラヒラ走れる感じになりました。


その他フロントフォーク延長にハンドルの変更という感じでお渡し完了。

現在予定より遅れてはいますがお預かり車両の台数が予定通りになってきまして

軽作業においては納期が短くなってきております。

何かしらご入用の際はお早めにご予約ご相談よろしくお願い致します。

それではみなさまごきげんよう!





2019年7月18日木曜日

メインハーネスレス。



みなさまごきげんよう。

フルカスタム進行中、、というより牛歩の歩みで微速前進中のサベージ650。


ペイントの打ち合わせと並行して外装の仕上げという事なのですが

これがいつになく難しく、決定打となるイメージが固まらない感じで

私としてはある程度決まっているのですが

オーナー氏とペインター、バイクのイメージ、ストーリーといった

非常に繊細な領域の話になっておりまして難航中です。

とは言っても私の仕事の遅さも一大要因で、これについては全力で改善する所存です。


さて、サイドカバーを切った貼ったして形状を変えましたシート下。


反対側も純正然にカバーを取り付けられるようにしましたら、

このサイドカバー内に電装系をまとめて配置するべく

整備性も考慮して設計していきます。

ここに収めなけれなならないのは

スターターリレーにデコンプタイマー、メインヒューズ、イグナイター

レギュレーターとイグニッションスイッチ。


全ての電装品がきちんとカプラーオンできて、尚且つ個々に取り外し可能な位置を出して

実際に操作してみて何かが邪魔になったり、カプラーが外せなかったりといった

整備性の悪さが露呈しないかチェックして最終決定しましたら

電装品はこのような配置となりました。


タイマーとリレー類、ヒューズはボックス内部に設置。


イグナイターは純正同様左サイドカバー内。


レギュレーターは冷却も考慮してボックス下の風が当たる部位に。

とにかく各部品の配置は何も無いところでの空中戦で

とにかく仮組み、確認、分解の繰り返しで

整備性が悪いと言われるスズキ車にかかわらず

オートバイを設計する人たちはホント大変ですね。


キーシリンダーはボックスから吊り下げ。

余談ですが、純正では色々な場所に電装品を隠して装着されていますが

こちらは全ての電装品がこのボックス内に収まっておりまして。

電装品は数カ所カプラーを外せば丸ごとゴッソリ外れるようになっていて

所謂メインハーネスとなる太い配線の束をあちこちに這わせずに済み

灯火類や充電関係の線がこちらに向かって入ってくるだけの

非常にシンプルなメインハーネスレス方式になっています。


キーシリンダーは純正を右側に配置しています。

これも汎用品なら固定も楽で良いのですが

タンクキャップも含めてオリジナルキーで全て作動するというのが気持ち良いので

敢えて純正キーシリンダーを使用しています。

尚、何故目立たない左側ではなく右側に設置するのかという事ですが

自身の1号機も同じく、例えばトラブル時にクラッチを握ったままキーオフしたい場合や

騒音を気にして目的地手前でエンジンを切って転がしたりする際に

右手でサッと操作できるのがメリットです。

実際私は右にイグニッションスイッチを配置していて良かったと思う機会が多いです。


因みにこちらのサイドカバー内はコレと言って何も入っていなくて単なるカバーです


こちらはイグナイターが入っております。

当然こちらも改造したフレームに合わせて色々加工しております。


次いで、フォワードコントロールのブラケットから生えている純正のスタンドですが

車高がかなり上がっている事もありこの位置ですとスタンドが非常に長くなり

邪魔なだけでなく跳ね上げたスタンドに弁慶の泣き所をシバかれたりするので

位置を変更しておきます。

スタンド自体は他車から流用した純正品です。

ブラケットは平板を溶接するだけでは、継続使用で溶接部が折れたり割れたりするので

フレームのパイプを巻く形で補強部材を絡めつつ、溶接距離を増やして

荷重をなるべく分散させるように装着します。


特にサベージはフレーム幅が狭いので、スタンドを少し外に出す意味でも

補強部材がちょうど良い仕事をしてくれている感じですね。

ちなみにスタンドをかけた際の傾きは、ハンドル逆切りでも駐車できるように

少し深めに設定してあります。

個人的にチョッパーはハンドル逆切り駐車がカッコええと思っておりますので。


そんなワケで、外装をペインターさんにお渡しするべく

全速前進にて残る作業を進めていきたいと思います。

否、進めます。

それではみなさまごきげんよう!