2024年8月24日土曜日

79CBX1000リフレッシュ作業。

 みなさまごきげんよう!

本日は久しぶりに入庫の1台。

約7年ぶりです。


そうですCBXです。

以前手を入れさせてもらってからもう7年。。


今回はちょっとしたリフレッシュ作業でお預かり。


こんな綺麗なバイクの何処をリフレッシュするのかって?

定期的にリフレッシュされているからこそ

この状態維持できているワケです。


で、スペースの空きを待って前後スタンドにかけて浮かせまして。


チェーンルブが飛散して汚れている

スイングアーム内側なんかを綺麗にしまして。


スプロケも綺麗にしてチェーンの当たりをみておきます。

足回り換装車にありがちな

チェーンラインの狂いもなくしっかり作業されていますな。


そしてフォークオイルも交換しておきます。

綺麗なもんですねぇ。

今回前回から少し味付けを変えました。

走らせてダメなら元に戻さなきゃですが。


まぁ色々やっていますが、車体を浮かせている本当の理由は

ホイールの塗り替えでして。

遠目には綺麗ですが確かに傷剥がれが見られます。


車体から外してタイヤも抜いてみて気づきましたが

この金色、単体で見るとかなり赤みが強いんですね。

車体色のキャンディーレッドに合わせて

車体に装着した時に

落ち着いた金色になるように調色されていると思われ

こういうことができるのがウレタン塗装の良いところです。

まぁペインターのセンスあってこそですが。

今回はパウダーコートでちょっと違う金に。


そして出来上がったのがコチラ。

私的にピンストライプやブレンボ、オーリンズの金と

6本出しマフラーで増加したクロームの面積を考慮して

3分ほど悩んで決めましたが


おお、イイ感じじゃないか🎶


でもタイヤはめて車体に装着するまではまだわからない。


はやる気持ちおさえつ

ベアリングを圧入してローターを取り付けて

バランス取って、、、

ちなみにローターボルトはちゃんと新品です。


おお、やっぱイイ感じ🎶


前回はフロントのホイールベアリングを交換しましたが

今回はさらにリアも交換。

スプロケットハブのベアリングとスペーサー、オイルシールも新品に。

重量車はこういうトコロ大事です。


そして組み上がったのがコチラ。

私的には狙い通りで

以前のシックな感じから一転して

なんかヤル気っぽい雰囲気になりまして。


ちょっと派手な気もしなくもありませんが

オーナー氏は華のある人なので

むしろこっちの方が似合うかなと。

ちなみに華のない私は大抵黒に塗ります。


陽にあたってなければ結構落ち着いたホンダっぽい感じ。


iPhoneで撮るとバキバキ感が無くなるなぁ。


カメラの描写力って難しいですね。

iPhoneでも良い時は良いんですけどね。

と、オーナー様にもOKもらったところで

お次はキャブをOHしていきます。

だったら組んじゃわなければ良かったのにって?

いやー、そこはやっぱ早く組んで見てみたいじゃないですか。

こういうのは無駄とはいわないのだ!

それにしても、エンジンをお辞儀させなきゃキャブが外れないとか

まったくとんでもねーバイクですね。

しかしこういうのも無駄とはいわないのだ!

これまたスペースをかなり要するので

入庫車両の都合と合わせて作業進めていきます。

ではさらば!



2024年8月19日月曜日

71XLH電装設置。

みなさまごきげんよう!

世間的にはお盆休みも終わり現実世界に戻ってくる感満点ですね。

私も珍しくちょこっと休みました。

夏休みで子供達が家に居るお陰で

何だか大人の私まで夏休みっぽい特別感を味わっております。

で、相変わらず忙しくてBlog更新おサボり中なわけですが 


本日はヘッドOHを終えた71XLH。

バッテリーを搭載して配線を接続すればOKなところでしたが

この車両はショートなボルトオンハードテールで

定番のフェンダーの前にバッテリーを置くスペースが無く

予定ではアンチグラビティの4セルを使う予定でした。

が、コレが待てど暮らせど入荷しないので

ほぼ同寸の小型リチウムバッテリーを探しに探しまして

ようやく見つけて作業再開できた次第です。


この写真からもスペースの少なさがおわかりいただけるかと。

前後幅だけでなく高さもいっぱいイッパイ。


バッテリー自体の固定もバンド等の簡単な方法では

スペースが足らずに面倒な事になるので

横から取り外しが出来るように固定具を製作。


マイナス端子は外しやすいようにこちら側へ。

車載状態で下手にプラス端子いじると

この狭さですからショートの危険性があるので

ブラケットもプラス端子から極力離してあります。


尚且つ、オイルをドレーンしてもバッテリーにかからないように

超ギリギリ配置で何とかバッテリーを目立たず設置完了。


バッテリーが載ったら配線作業。

元々マグネトー仕様でしたのでキーシリンダーが無いのですが

オーナーのご希望もあってメインスイッチ方式で。

スイッチは私がストックしていたビンテージ品。

確か何かのライトスイッチだったと思うのですが

非常に雰囲気の良い日本製です。

導通チェックもOK。


これまた設置する場所が悩みどころでしたが

フレームに残っているタブを利用する形でシート下に設置できるよう

マウントを製作。


ヤレ具合も車体とマッチしています。

この車両はフレームまで塗装されているので

極力それらは温存してボルトオンで仕上げています。

ホント最近こういう仕事多いな。


新たな配線関係はシート下に配置。

ヒューズはメイン30A、アクセサリー15Aで

分岐はイグニッション系と灯火類の2系統としました。

サイクルエレクトリックの高価なレギュレーター一体型のジェネレーターで助かりました。


元々はフロントにコンデンサーを置いていて

そこに配線関係を集中させていたので

今回はシート下は極力シンプルにして

フロントへ向かって最低限の線を引くことで

何とかシンプルにキメられたかと。


配線はいつも通り12Vの取り出しを1ポート余らせてあるので

後で何か電装品を追加するのに便利です。


バッテリーを搭載しての始動と

電装品の動作チェック

オーナー様の現車確認も完了。

後は継続検査を受けて100kmほど走らせてチェックしたらお渡しです。

ちょっとばかし混みあっていますが

他の車両もどんどん進めていきますので

お待ちいただいている皆さま何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

ではさらば!