みなさまごきげんよう( ´∀`)
日々暖かくなりつつあって、そろそろシーズンインな予感ですね。
私はというと陽気に誘われて走りに、、、行ったりせずちゃんと仕事しております。
3月に入ったら郵政車両の定期点検=全車タイヤを前後夏タイヤに交換という
地味に忙しい仕事もあるのでサボってられないうえに
確定申告という自分が如何に商売下手かを否応にも認識させられるイベントもあります。
して作業はハーネス引き直しというか整理というか
猛烈に沢山の線が束になってるのをスリムに整理しつつシンプルに構成し直す作業です。
この車両の場合、スターターやイグニッション関係に対して
一般的なクラッチスイッチやサイドスタンドスイッチという安全装置に加えて
それらをスターターセーフティーリレーというブツをかませてあり
おまけに要所要所にダイオードを経由させていて非常にややこしいです。
それにしてもこのモノコックフレームがまさかセクショニングして薄くされているとは
誰も気づかないでしょうね。
メインヒューズやリレー関係は純正同様にフレームから吊れるようにしてあります。
ビラーゴ750は後期型になってスターター関係の構成が変更されているので
本来のサービスマニュアルに加えて追補版も入手しまして
純正ハーネスをほどくような配線作業において配線図無しというのは
樹海を手ぶらで散歩するレベルで困難です。
ですので私の場合はまず配線図をひたすら眺めて線の色を把握しつつ
系統別に紙に書いて必要な線を覚えていくという超アナログな手法で進めます。
ポイントはとにかく覚える事ですからね。
人間の脳味噌は書くことで覚えていくもんです。
脳味噌だけ使っててもダメ。
身体と脳の両方を使って初めてインプットされていくのと
書くことを怠るとアウトプットができないんです。
アウトプットできない記憶は何の意味もありませんし
インプットとアウトプットを繰り返さないと覚えられないんです基本的に。
ライディングテクニックなんかでもそうですよね。
そういう本とか読み込んでても実際走らせないと身に付かない。
つまりアウトプットが必須。
知った気でいるのと知ってるのは全然ちがう。
そうして覚えた事に基づいて、もちろん確認も怠らずに
どこをどう通して、ハーネスが通るクリアランスはどれだけあり
目立たないようにするにはどこでどの線を分岐するのか
確実にアースを取るにはどうすべきかを考慮しながらルーティングを決めていきまして。
バラック状態での確認作業を終えたら
適切に被覆してあげてハーネス完成となります。
現状では55%完成というところですね。
なんやかんや改造してるけど
純正ハーネスはシート下でトグロを巻いてるだけな車両を見かけますが
もうやる事無いし次に何やる?
と思った時は、変な改造に走る前にハーネスの再構築を考えてみてください。
ハーネスをシンプルかつ綺麗に処理されている車両は
ド素人には理解されませんが見る人が見れば「わかってるなコイツ」ってなります。
そういうステップに来ているという事です。
地味でややこしい作業ではありますが、
副産物的に愛着がモノスゲー湧くのも特徴です。
配線ひとつで世界が変わりますよ( ´∀`)
なんつってさらば!
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