みなさまごきげんよう( ´∀`)
随分と更新が滞っておりましたが
まぁ確定申告とかもありつつ、猛烈に忙しくてですね。
ちょっとおサボり気味でした。
話は車検でお預かりのアイアンですが、灯火類も含めて可能な限り車検に対応するべく
ウインカーはLEDの小型のものに変更しまして。
リレーもLEDに対応した超小型のモノを装着して車検に対応させていきまして
リアも同じくLED化。
勿論Eマークも50Rマークもありますので車検適合です。
アイアンにLEDウインカーというとハイテックになりがちなイメージですが
目立たなく装着すれば省電力にもなりシンプル化もできますので
悪くないセレクトかと。
メーターは正確に速度と距離を表示できるように、機械式ながらパルス設定可能なものを
なるべくハミ出さない位置に設置しまして。
定番のエンジンハンガーに装着という手もあるのですが
熱害や振動もあるので今回はこの位置で。
視認性もエンジンハンガーより格段に良いですしね。
メーターのドライブユニットは装着されていましたが、ギアが無いwので
ドライブユニットを取り寄せて交換しました。
ちなみにこのユニットはカウンターシャフトから直に出力しているので位置的に非常に厳しく
マフラーやスプロケカバー、オイルライン等を外さないと交換できません。
何て面倒な事してくれてるんだ!と思ってしまいますが
こういうギリギリのギチギチの設計って実は好きなんですよねぇ。
車検対応策としてはホーンも装着。
スイッチは分割ライザーの脚に装着しました。
そんなモノ車検の度に付ければ良いじゃないかと思われるかもしれませんが
車検に対応する為に部品を交換したり装着したりするとなると
モノによっては外して付けてまた外して元の部品を付けてと
普通に通常の倍の工賃がかかるわけですので
そういう出費は出来るだけ無くしておきたいという事で
小型のLEDウインカーやパーツの目立たない取り付けをお勧めすると共に
当方の製作車両では可能な限り車検対応となるように製作している次第です。
他の気になるところも修正していきます。
シフターのリンクの角度がバラバラなのを
正しく修正したり( ´∀`)
細かい事ですが、こういったコントロール関係の動作をきちっとしておくと
まるで別のバイクみたいにフィーリングが変わりますよ。
全く火が飛ばなくなってしまっていたマグネトーは
コイル、ポイント、コンデンサーにプラグコードそしてプラグと
点火系を全て新品に交換してリフレッシュしまして。
当然ですがマグでフル進角でも始動性バッチリです。
キャブレターもフィルター無しでは車検は無理ですので
ファンネルと迷ったのですがマロッシのデロルト用のショートなネジ込み式のファンネルが
残念な事に入手できなくなっていて、ビンテージのドカ用とかは高価だし中々出てこないので
キャブと同じくイタリアンブランドのMarchaldのエアフィルターを装着。
色々車検対策を実施してきましたが、マグ点火でバッテリーレスのこの車両
車検用のH4バルブを組むとアイドリング時の消費電力が発電量より大きく
部分的に電気式のメーターへの電源供給が不安定になる事が判明しまして。
普段使いのトラクターランプもショボい電球だった事もあってLED化しました。
明るさはともかく、全ての灯火類をLED化した事で電力供給もなんとか安定しました。
ハイテクなモノを古いオートバイに投入する事に抵抗がある人もおられるかと思いますが
こういう古い車両にとって現代のハイテクユニットは電力的にも正確性でも
メリットは大きいので、ハイテックじゃない取り付けや使い方に留意すれば
大きな手助けになってくれるアイテムだと思います。
エンジンオイルおよびプライマリーオイルをお勧めのMOTULに交換しまして
無事に継続検査も取得できまして。
やっと公道走行できるようになったので各部調整したらお渡しです。
とは言え、、、色々手直しを重ねて継続検査も通りましたが
これでようやく乗り手と二人三脚でツメていける段階に到達できたかなと。
こういう古いオートバイは、それこそずっと手を入れ続けて
育て上げていかなければならない乗り物です。
いくらショップで手を入れても、部品をどんどん交換しても
走り続ける事でしかわからない事の方が多いんです。
だからこそ楽しいという事ではあるのですが
それなりに大変な事は確かです。
ただ単に「楽」をしたいならこういう乗り物は勧めしませんが
こういう乗り物だからこその「楽」しみもまたあります。
そういう意味ではこのアイアンもこれからが楽しみな一台ですね。
そんなわけでさらば!
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