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2023年10月12日木曜日

車検とNSG取り付け。

みなさまごきげんよう。

秋祭りも終わりましていよいよ秋でございます。

Blogは相変わらずサボりがち、、と言うよりBlog記事を書く時間が無かったっす。


ゴソゴソ忙しい間も車両を返しては預かりの繰り返しでして。

車検切れエンジン不動の71XLH。


どうにも火が飛んでいませんで

2年前にコイルもポイントもコンデンサーも交換しているのですが

一応新品のポイントとコンデンサーに交換しても火は飛ばず、ちょっと迷宮入り中です。


続いてこちらも車検ついでに色々ご依頼の81FXS。


と、並行して普通の車検を承りました03XL883。

油脂類交換と基本的な点検、欠落したボルトなんかを追加してサクッと継続検査です。

今のところ、他の作業を含まない通常の車検は

他の車両の合間に割り込み可能です。

お預かりから1週間でのお渡しになりますのでご予約くださいませ。


で、81FXSはリアタイヤが使用限度なので交換作業を。

2年5,500kmでの交換で、今回はSレンジからHレンジへと変更です。

真ん中がベッタリめに減っていますが、走ってる場所が幹線道路やバイパスで

元気にスロットルを開けてるのでこうなりますね。

真ん中減りは馬鹿にされがちですが

減り方だけでなく摩耗に至った距離や乗り手の体重、主に走る場所を含めた

総合的な結果でしかないですから

プロセスを見ずにタイヤだけ見てどうのこうの言うのはナンセンスですし

そういう事言う人はド素人ですから気にしなくてよろしいです。

端まで使う教の信者やアマリング警察みたいなのも居ますが

そんな視点でしかタイヤ見れないのは面白くないと思うんですけどね。

アマリングなんて意図的に少し余らせてるくらいの方が「上手いな」と思いますしね。


ドライブチェーンも伸び伸びの限界でしたので国産のシールチェーンに交換。

駆動系もスムーズな走りを得るには重要項目です。

ちなみにお知り合いにチェーン調整してもらったらしいですか

それ以後ブレーキがおかしいとの事でした。

ハーレーの場合、アジャスターのネジの残りの長さで合わせちゃダメです。


そしてタマモNSG組み付けセッティング。

いざ取り付けるとベースプレートの穴が足りない。。

77年以降にポイントキットを取り付ける場合、モノを選ばないとこういう事態になります。

フルトラ車はこのネジ穴が長いタイプのプレートを選ばないといけませんね。

ダイナSの場合は別段問題ありません。


ETC取り付けもご依頼頂きました。

やっぱりあると便利ですもんね。

1号機にも付けたいかなぁ。


後はサクッと検査通して微調整してお渡し準備OK。


後は実際走ってもらってNSGの感想を頂きたいと思います。

ではさらば!



2023年1月10日火曜日

今年もよろしくお願い申し上げますです。

 みなさまごきげんようでございます。

今年もよろしくお願い申し上げます。

本来であれば年末年始のご挨拶的な事をすべきなのかもしれませんが

今年は特にお預かり車両が大渋滞でして

お待たせしている皆様がおられる以上年末で区切りをつける気が全く起きず

とにかくひたすら継続して頑張っていきたいと思います。

現在お待ち頂いている皆様におかれましては今しばらくお待ち頂きたく

何卒よろしくお願い申し上げます。


年明けからこんな状態になってしまい、さらに在庫車両も2台増えてしまって

早仕舞いして片付けるつもりが以前より散らかってしまいましたの図です。

と、言うかレッカー作業や部品単体持ち込みも増えてきております。


で、年末はショベルラッシュで3台順番にお預かり。

81FXSは回転を上げると灯火類が消えるトラブルと

いざ乗ってこようと思ったらエンジンかかりませんの刑でレッカーとなりました。


灯火類のトラブルはサーキットブレーカーの故障

エンジン始動不能はキャブをO/Hして無事復活致しました。


お次は84年式のショベリジです。


このお尻周りを改造していく為にお預かりしまして。

シートとフェンダーの変更とシッシーバー製作とフロントチョイ上げという感じで

プリッとイメチェンしていきます。


で、タイヤは雰囲気の良いグッドイヤーですが摩耗もオゾンクラックもありますので


K300GPに交換としました。

ライフ的には短いタイヤですが、高価でグリップが希薄で真ん中がベッタリ減る系の

所謂レプリカ系タイヤと比べると値段は安く、コスパで言えばトントンくらいかなと。

もちろん見た目にカッチョええタイヤを履くというのも選択肢ですが

タイヤなんて所詮は消耗品ですから

色んなジャンルのタイヤを経験して自分にとってのベストを探れば良いかと思います。

知っててやるのと知らずにやるのとでは全然深さが違いますから。

いつしか私はハイグリップタイヤ大好きの視野が狭い人間みたいになっていますが

個人的には理にかなってさえいれば何を選択しても良いと思っていますです。


ついでにキャリパーもメンテナンスしておきました。

APロッキードやこのウィルウッドのようなレーシングキャリパーは

ピストンにダストシールが有りませんので定期的に清掃しなきゃダメです。


うーん、このリジッドなのにヤル気なタイヤを履いてるシュールさが個人的には大好きっす。

でもですね、リジッドフレームで特にしならないウエルドオンだと

それこそトラクションがかかりにくいので

タイヤの基礎的な性能はモロにライディングに効いてくると思います。


タイヤが決まりましたらばフェンダーのフィッティングを。

定番のリブフェンダーでございます。

18インチですと5インチ幅が丁度良いですが、16インチはそうもいかず

16インチで130幅のタイヤに細いフェンダーでタイヤがハミ出しているのは

個人的には好かないので6インチ幅で綺麗にタイヤを収める事にしました。


チェーンを引いてタイヤが後ろにズレた時の事も考慮して位置を決めていきます。

これがサス付きとなるとフルバンプでのストロークも考慮しなきゃいけません。


塗装が綺麗なパールホワイトなので、フレームタブ関係は現在のまま残して

フェンダーを良い位置にマウントできるようにブラケットを設計、製作していきたいと思います。



そして81FXSをお返ししつつ

おなじみ83FXRこちらは車検(構変)です。

リアタイヤがそろそろかなと思っていましたが

現車をチェックすると車検に通らないレベルで

ご予算追加になってしまいますがタイヤも交換するとします。


しょっちゅう触っている車両なので整備記録もあり

全て把握できているの非常に楽です。

そして何よりここのところキックオンリーの車両ばかりでしたので

セルスタートで身体的にも楽です( ´∀`)

が、ショベルFXRってスゲー重いんですよね。

280kgあります。

これが50kg、いや20kg軽ければ別物になりそうですよね。

なんて事を考えつつ、作業前に恒例の洗車を主に下回り足回り中心に実施しておきます。


汚れてると不具合見落としやすいだけでなく

分解時に要らん所が汚れますしね。


足回りが綺麗なだけでバリっとしますね。


そしてタイヤはミシュランのコマンダー3クルーザーに。

ウチでも非常に装着率の高いタイヤです。


パターンは新しめですのでド旧車にはちょっとかもですが

ツーリング特に長距離をぶっ飛ばすタイプ貴方にはオススメですね。

ライフも長くて性能も良いうえに、それほど高くないのでコスパ最強かもしれません。


ホイールが綺麗なのでかなり気持ち良いっす。


と、まぁ年明けから郵便局のパンク修理やら

持ち込みのポケバイのパンク修理にカブのパンク修理と

ショベル2台のタイヤ交換という具合にタイヤをいじり回している感じですが

タイヤ手組み派の皆さんはKTCのタイヤレバーが秀逸で

このKTCのタイヤレバーがお手本にしたというのが伝説とも言われるTSKのタイヤレバーだというのはご存知かと思います。

実際私もKTCのタイヤレバーを愛用していますが

 もしこれからタイヤレバーを購入される際は

アストロプロダクツのTL375というKTCの半額くらいの商品(手前にあるヤツ)を試してみてください。

研究の結果こうなったのか偶然絶妙な形状になったのかはわかりませんが、

結構な勢いで使いやすいですよ。

と、初っ端からロングな文で申し訳ございませんが

こんな調子で今年もどうぞよろしくお願い致します( ´ ▽ ` )

ではさらば!




2022年10月21日金曜日

ヒューマンエラー。

 

みなさまごきげんよう。

ブログさぼりまくりでどうもいけませんね。

作業は色々進んでおりまして、進んでいるんですがイレギュラーが多くて遅いです。


緊急の修理もあります。

こちらはクラッチが切れなくなって路上で立ち往生の末レッカーされてきた81FXS。

電話で話を伺った限りではスローアウトベアリングの破損。

なのですが、すでに大きいタイプのベアリングに交換されていたようで、

クリップが外れて脱落していまして。


オイルスリンガーの穴がガバガバに変形しているのも定番ですね。


もうチョイ摩耗が進むと綺麗に丸になります。

裏からプッシュロッドに削られているのがよくわかりますね。


んで、リリースフィンガーシャフトを固定するクリップが無い。

構造的に落ちるような物ではないので、最初から付いていないと推測。


と、言うのもこのスローアウトベアリングキットを使う際にはリリースフィンガーを

写真右の物に交換するようになっていますが、交換されておらず。


交換の目的としてはオイルスリンガーとフィンガーの位置関係にあります。

プッシュロッド先端とリリースフィンガーシャフトの軸位置がオフセットしているので

調整を誤ってもこのようにオイルスリンガーとリリースフィンガーが接触してしまいます。


実際に接触してお互い傷がついていますが

つまりリリースフィンガーが変な角度でスリンガーと接触する事で破損を招いたと言えます。

で、なぜフィンガーが交換されていないかというのは、組もうとしてわかりました。

シャフトに通らないんですよ。

元のフィンガーは当然シャフトに通るのですが、シャフトが少し変形していて

新品のフィンガーでは通らない。


まぁシャフトを少し修正するだけですんなり通るワケですが。

前作業者は諦めて元のフィンガーを使い、クリップを付け忘れたか無くしたかして

シャフトが上下にフラフラ動く状態で組んだという事ですね。

壊れる要素満載です。

きちんと組み直して調整して完了です。

因みにクラッチ調整次第ではココは簡単に壊れます。

よくアジャストナットの締め具合で調整されがちなのですが

前述のシャフトとフィンガー先端、プッシュロッドの位置関係の問題から

リリースレバーの角度の方に気を遣ってあげましょう。

マニュアルでもロータリートップの場合カバーの丸いトコからレバーまで約20mm

ラチェットトップの場合は横の丸いトコからレバーの立ち上がったトコまで13mmと

数字で指定されています。

ワンオフの形状違いのレバーは別ですが、

リリースレバーがこの範囲に無い場合は要調整だと思われてください。

遊びが無くてバツバツだとすぐベアリング壊れちゃいます。


さらに追加でミッションオイル漏れ修理。


本来はリンクを介するところダイレクトにジョッキーシフトなので

ここのオイルシールの負担は通常より大きいです。

また別なところからも滲んでいるようなので、今後の課題ですね。


さらに追加でタペット音が気になるということでスクリーン清掃して


ユルユルのプッシュロッドも調整。

油圧ユニットを捨ててソリッド化されていました。

油圧と違って調整はかなりシビアです。

ソリッドの場合オーナー自身もタペット調整覚えた方が良いかもですね。

ソリッドタペットにはメリットとデメリットがありますが、、

このエンジンでは油圧でイイと思います。

使う部品の選定や適切な調整、構造に対する知識ってやっぱり大事です。

テキトーにやっても何とかなってしまう事もありますが、大抵すぐ壊れます。

ここんトコ、そういうテキトーな事例が多くてちょっと疲れてきました。

二度手間三度手前になるのもそうですが

オートバイが好きな人が手ぇ入れたんだなっていう車両はホント気持ちイイんですよ。

やっぱりね、めちゃくちゃされてると悲しいっす。

まぁテキトーでめちゃくちゃの代表格の私が言っても説得力ゼロですが( ´∀`)


んなワケでさらばよ!



2021年12月10日金曜日

信じるのと疑うのは同じ事。


 まいどごきげんようコウバ長でございます。

さて、いつも誰かしらのミスを声高に指摘して晒している私ですが。

当然自分自身がやらかした事もきちんと晒します。

普段から振動に対する配慮や増し締めの重要性、

部品を路上に落とす事の危険性を散々ほざいているくせに

増し締め不足によりパーツを脱落させるという、

あってはならない事故を起こしてしまいました。


その部品はテールランプおよびナンバーホルダーで、たった400kmほどの走行で脱落。

テールランプは砕け、ナンバーホルダーは曲がり

ナンバープレートもタイヤに巻き込まれてクシャクシャです。

幸いな事に配線で繋がっていたので路上落下こそありませんでしたが

後輪に完全に巻き込んでいたら、配線が切れて路上に落としていたら

とんでもない事故になっていた可能性があります。

何よりも折角綺麗に仕上げた車両が傷物になってしまったオーナー様に申し訳なく


車体、ライダーとも無事というご報告を受けて少しは安心しましたが

即刻新しい部品を発注しまして

クシャクシャのナンバープレートは陸運局で同一番号で再交付の手続きを行い

新しいテールランプとナンバープレートを緩み止めと脱落防止対策を施して取り付け

脱落から12日後に現状復帰しました。

勿論私のミスなので全て無償修理です。

ウッカリは誰にでもあると言えばあります。

それは中々防ぐことはできません。

しかしそのウッカリによって起こりうる事態の重大さを考えると

ネジだけでなく自分の心もしっかり締め直さないといけないと実感しました。

大切なことはキチンと伝えなければなりませんので、言う事は言うスタンスは変えません。

ダメなものはダメだと。

しかしながらそういう事を発信している私は

こういう失敗を実際にやってしまった人間であるという事実は

どうかみなさま覚えておいてください。

そして大いに疑ってください。

信じるのと疑うのは同じ事です。

疑うというとネガティブな表現で信じるという言葉の反義語みたいに思ってしまいますが

疑うからこそ自分でも確認して、

「やっぱりお前が正しかった」というリアルな信用になるのだと思うんですね。

だから私は疑われても別に悪い気はしないんです。

疑われるという事は相互確認の機会です。

そりゃ一方的に責任を押し付けられるのは嫌ですけどね。

アイツが言ってる事は本当なのか?

ぜひ疑ってください。

もちろん私自身も自分を疑いますし

今後同じ過ちを犯さない為に一層精進していきたいとも思います。

信じるのと疑うのは同じ事です。

大いに疑ってください。



ではさらば!





2021年9月29日水曜日

ダメ探し。

 みなさまごきげんよう(*゚∀゚*)

1号機のために耐フェード性に優れたメタリカのパッドを購入したのに

全然組む時間が無いコウバ長です。


さて作業は81FXS。

ハーネスをフルに引き直しまして。


このゴミ溜めみたいなシート下から格段にスッキリしました。

サーキットブレーカーはいつも通り3個設置でイグニッションとアクセサリーで系統分け。

基本的に灯火類は別系統にしていますがテールだけは別で常時点灯するようになっています。

これはたとえば灯火類のショートで全ての灯火が全滅した時に、

尾灯だけは点灯を続けるわけです。

夜間の灯火類ダウンという状況で、尾灯は消えないという事の大切さは

そういうトラブルに遭った事が無ければわからないと思います。

路上でのトラブル時に危険が迫ってくるのは後ろからが多いんですよ。

逆にイグニッションがダウンしてもブレーキを握ればブレーキランプが点灯するんです。

さらには、3個ブレーカーがあるワケですから、ダメな回路を見つけたら

他所から最低限の電源を供給してあげられるし

ブレーカーの故障であれば、他のブレーカーを使って復帰させる事ができる。

あってはならない事ですし、あってほしくない事ですが

トラブルの事を常に考えるというのは大事な事だと考えています。


配線はハンドル中通しですが、ハンドルの中を通しにくいからといって

こんな髪の毛みたいな細い線を使ってはいけません。

実際燃えてますし。

信号線ならコレで良いんですが、流れる電流に応じたスケア数のワイヤーを使わないと

配線なんて簡単に熱をもって燃えます。


ハーネスの引き直しというと実際高額なメンテナンスですが

ブレーカーやメインヒューズ1個で後は線を繋いでいくだけというのはただ結線しただけです。

必要に応じた機能や安全策、綺麗な取り回しや配線を傷めない取り回しに被覆

トラブルシューティングのし易さ、そしてトラブルからの復帰のし易さ。

そして故障現場での応急処置の可否を考慮して

結構な時間と材料費、工夫が束ねられているのがハーネスです。

イチから再構築するわけですから当然なんですが

こういう事が気持ちよく乗るという事にも繋がるんですよね。

不安は気持ち悪いですから(*´ω`*)


メーターはリアドライブからフロントドライブに戻して

安物メーターをギア比の違ったギアで駆動するという方式とは決別。

このメーターは機械式ですがパルス設定は電気的に行えるので

使用しているホイールやタイヤサイズに応じて極めて正確な設定が可能です。

さらにはオドに加えてトリップも2つ付いていて便利です。

この手のメーターはエンジン近くに配置すると故障しやすい事もあって

視認性も含めてフォーククランプがお勧めかと思いますね。

ちなみにメーターは目立たない左側だろと突っ込んだ貴方は偉いですが

FXはドライブユニットが右側なので

無理に反対に持っていってタイヤでケーブルを傷めるのが嫌なので

大人しく右にメーターを付けてます。


もちろん左に取り付ける事も可能ですが

結構色々加工が要って費用が嵩みますので

ここは費用対効果です。

個人的にベストなのは完全に電気式のメーターでリアからパルス拾うやり方です。

自身の車両はそうしてますからね。

言うてもエンジンハンガーにマウントしちゃってますが(*゚∀゚*)


ハンドルまわりもガタガタのスロットルにビロビロのケーブル

そして溶解したグリップを全部一新しまして。

グリップは神戸グリップ2型縦溝。

私はコレが好きですね。

なんて言うかな、TZグリップに近いです。

だけど7年使っても全然擦り減らない。

以前はグリップは擦り切れてきちゃって消耗品だったんですけどね。

まぁグリップが擦り減る前に劣化してボロボロ(というかネチョネチョ)な人が多い昨今ですが

もっと言えばグリップがボロくなる前に乗らなくなっちゃうとかね。


んでリアブレーキは新品キャリパーを投入しましたがフィールが悪すぎる。

原因はメーターをリアドライブにする為に

アクスル内部構成パーツを適当に削った事によるものです。

そのガタ2mm。

この差異ってアクスルシャフトを締め上げちゃうとスイングアームが縮んで潰れるんです。

元々のバナナキャリパーがガタガタだったからわかりにくかったワケですが

キャリパーがしっかりするとこういうのが効いてきます。

だからアクスルを規定トルクで締めるとローターとキャリパーの位置が合わない。

そうすると微妙に引き摺ったブレーキになる。

メーターをフロントドライブに直したのもこれが理由です。

キャリパーピストンの戻り量って基本的にキャリパーシールの「たわみ」なんです。

1ミリとか2ミリという数値はごく小さいと思われるかもしれませんが

この世界ではものすごく大きな数値なんです。


だからキャリパーの固定にもシムリングを使ってきちんとセンターを出す。

そういうアライメントというものは無形ですが

フィーリングには絶大な影響を与える。

知識や技術は関係なく人間が一番感じられるのがフィーリングなんです。

だから良いフィールを得るために色々と手をかける。

それを疎かにするような事はしたくない。


そしてリア周りをいじっていてふとチェーンのジョイントが目に入りましたが

どう考えてもおかしいですね。


このクリップは630チェーン用で、実際のチェーンサイズは530。

これ、走行中に外れたらどうなるでしょうね。

自身の被害としては暴れたチェーンが絡まってリアロックするかもしれないし

チェーンにビンタされてクランクケースが割れるかもしれません。

後続車は外れたチェーンが飛んでくるわけですよね。

どうですかね。


そもそもクリップジョイントというのは私自身あまり好きじゃないです。

自身の車両も全てカシメジョイントですし。

ただ、サイズ違いのクリップを入れるというのはどんな理由があろうとおかしい。

ご覧になられている皆さんも私が重箱の隅を突ついているようでイラつくかと思いますが

良くする=ダメ探しなんですよ。

私の仕事もどこかでダメだコリャと叱られる部分もあると思います。

その時の依頼主の予算がとか

その時できる範囲で何とかしたというのは十分にわかりますが

絶対にやっちゃいけない事はやっちゃダメだろと。

いくら予算がなかろうが設備がなかろうが

命に関わるようなトコに手を抜くのはダメだろうと。

ミッションが固定されていない

チェーンがきちんと繋がっていない

ブレーキが正常に作動しない

ステムが締めつけられていない。

適当に片付けてお安く仕上がって本当にコレで良いんですか?っていう話です。

組み手も乗り手も。

そしてその家族も。

さらには道ゆく人々

そしてその道ゆく人々の家族も。

走るってのはそういうコトなんじゃないのかと。


まぁ相変わらず言いたい放題ですが

イイんですそれで。人間そうそう変わりませんから

わからないヤツにわかってもらおうとも思いません。

で、クラッチを分解清掃したりキャブを調整したり

シートを固定するためにフレームを加工したりサイレンサーを固定したり

まぁそれはそれはあちこちいじりましたらば。


こんな感じです(´∀`*)

リアフェンダーとタイヤの隙間が大きめだと思われるかもしれませんが

乗り手は中々のウェイトですので。


外観は好き好きですかね。

しかし写真で見てもわかるように全体がユルい。


実際あちこちユルユルだったわけですが。

そういうのは立ち姿に表れます。


写真でもかなりバリッとしたかなと。

この車両の場合

前後タイヤ交換
ミッション固定、アライメント調整
リアブレーキキャリパー新品交換
リアブレーキディアクローター交換
キャリパートルクロッド固定方法修正
キャリパーアライメント補正
リアアクスルシャフト構成部品再設定
フロントブレーキキャリパーO/H
フロントブレーキパッド交換
フロントディスクローター清掃
前後ブレーキフルード交換
ステム調整
メータードライブユニット交換
スピードメーター交換
バッテリー交換
ハーネス全引き直し
操作系スイッチ全交換
フロントブレーキランプスイッチ交換
ヘッドライト交換
リアビューミラー左右取り付け
オイルタンク洗浄
スロットルホルダー交換
スロットルケーブル交換
ハンドルグリップ交換
フューエルコック交換
フューエルフィルター装着
フューエルホース交換
ホースクリップ交換
送り側オイルホース交換
リアサスペンション交換
フロントフォークセッティング変更
リアフェンダー変更、加工
フェンダーマウント製作
クラッチ分解清掃
ロッカークラッチ修正
キャブレター調整
マフラーサイレンサー交換
サイレンサーマウント製作
シート変更
シートマウント作製
外装塗装剥離、防錆処理
オールペイント
前後ホイール塗装剥離
ジョッキーシフトシフター製作
キックスタンドストッパー加工取り付け
エンジンオイル交換
ミッションオイル交換
車検整備
構造変更検査

と、言う具合の作業内容になっています。


ここんトコ毎度お馴染みの重量測定は実測220kg。

FXSノーマルの280kgに対して60kgの減量ですが

今回は別に軽さは意識していません。

それでも60kgもの減量というのは、元が如何に重いかを表していますね。

私の1号機で30kg減の200kg

サベージ650が22kg減で150kg。

このFXSの220kgはGSX-R1100と同じ重さです。

もちろん重心は全然違いますけどね。

でもノーマルのエボスポーツより10kg軽くて1340ccのトルクですよ。

軽い車両をさらに軽くするのは大変ですが、

元が重い車両は軽量化がテキメンに効いてきます。

しかも減量するのは主に上モノで、マスが勝手に集中化する。

人はそれっぽい改造車を指してチョッパーチョッパー言いますが、本質はコレです。

軽くする事で運動性能もブレーキ性能も上がる。

考え方はHOT RODなんです。

見た目なんか二の次でひたすら性能を追求した結果、機能美を得るのがレーサーならば

見た目も考えながら走れるセットアップをしていくのがChopperであると私は認識しています。

そこで生まれる機能美もまたありますし。

これだけの作業をこなしてもまだスタート地点。

走らせて何が不満か、何に満足か。

これからも走らせて育てていかなきゃならない。

終わりは無い。

終わりが無いからイヤになる人もいるかもしれませんが

終わりが無いからこそ、こんなにハマれるんだっていう人もいる。

何を求めるかで見え方は全然違ってくるんですよね。

いつまでこういうコトが出来るかわからない今だからこそ

どう乗るか、どう作るかは考えていきたいなって思う今日このごろなんです。