2021年1月26日火曜日

ファーストバイク。

 

みなさまごきげんよう( ´∀`)


さて、普通二輪免許を取って初めてのバイクとして

ボチボチと整備を進めておりますドラッグスター400クラシックです。

もうすぐ免許取得!という事でタイヤを用意しまして。

元々ついていたタイヤは山はタップリあるのですが

製造年がフロント2002年、リア2003年と強烈に古くて、ゴムも硬化していて

オゾンクラックも見られますので車検には通らなくはないですが

タイヤとしてはクソなので新品に交換するというワケです。


セレクトしたのは前後ともダンロップのD404。

走行距離とタイヤを交換された時期からして、最初の数年で

現在の走行距離である16700kmを殆ど走った感じで、

それ以降は不遇の扱いを受けていた感じですね。


所謂長期放置の不動車は走行距離だけで判断せずに

不動期間を考慮した初期整備が必要になりますので

ある意味過走行でもしっかり手を入れられている車両の方がしっかりしていたりします。

ちなみに純正装着タイヤはBSのエクセドラかDLのD404ですが、

個人的好みにてダンロップです。


そしてキャブまわりはオーバーホールしてバッチリなのですがまたバラしていきまして

どうも操作感が気持ち良くなくていけません。

ちなみにフレーム周りも可能な限り磨いております。


スロットルケーブル2本とクラッチケーブル、スパークプラグを新品に交換しまして。

スロットルやクラッチの操作感に無頓着な人が多いのですが


ケーブル類は外観がマトモでもスパラルチューブが錆びていたり

ワイヤーの伸びやキンクなどスムーズな動きを妨げるトラブルが見進行していたりします。


ちょっと意地悪な角度を与えたりして虐めてあげるとご覧のようにポッキリ。

こういった経年劣化は日常使用では気付かぬうちに進んでいくので

たまにはケーブル類もチェックが必要です。


そしてエアクリーナーボックスが真っ白に劣化していて

見た目的に気持ち良くないので


綺麗にしていきます。

こういう白化した樹脂は樹脂復活剤を使ったりメラミンスポンジで擦ったりと

色々な手法がありますが、基本的には下処理が命です。


黒い部品が自然な感じで黒くなるとやっぱり気持ち良いですね🎶

いやホント細けー事ですが。


さらには長期不動車にありがちな感じでパッシングスイッチとホーンスイッチが反応せず

そうなると断線や補機類の故障、アース不良を疑ってしまいますが

実は接点不良が多いです。

放置車両の場合最初は点灯しなかったウインカーが次第に点灯し出したりする事がありますが

まさにそれですね。

まず電気が来ている事を確認しましたらば

スイッチを分解して接点を清掃し、グリスアップしまして。


やるべき事を考えればそれこそ止めどなく挙げられるのですが

まずは継続検査にきちんと受かって気持ちよく安全に乗れるようにという事で

あとは車検取得と登録を行なってテスト走行しましたらお渡しです。

そんなワケで中古車というのは何かと手を入れなければならない部分が多く

特に長期不動車や放置車両をオコす時はある程度覚悟しておいてください。


走行距離16700kmで比較的状態の良いこのドラッグスター400クラシックですが

少なくとも検査が切れてから4年は放置されており

少なからずDIYでいじられてしまっていた部分もあったので

バッテリー新品交換
スパークプラグ交換
エンジンオイル交換
タイヤ前後新品交換
ブレーキフルード交換
ハンドルグリップ交換
バックミラー交換
テールランプレンズ磨き出し
ウインカーレンズ交換
ウインカー本体分解修理
ヘッドライト分解修理
ディマースイッチ分解清掃
キャブレターオーバーホール
キャブレターボディブラスト処理
キャブレター調整
インテークマニホールド交換
スロットルケーブル交換
クラッチケーブル交換
純正マフラー交換
マフラーステー交換
車体各部清掃ポリッシュ
24ヶ月点検

と、まぁ結構な勢いで手を入れてようやく気持ちよく走れる感じです( ´∀`)


買い取ってきた当初は現状のまま出しちゃえと思っていましたが、、

やっぱり手を入れて良かったなと。

まぁそれも新しいオーナーあってこそのものです。


きっとこれからステップアップしていって買い替える事も当然あると思いますが

最初のバイクっていうのは本当に一台しか無いわけで

そうそう忘れられるものではありませんので

その最初の一台に私ごときが携われる事はとても幸せです。


これからこのバイクとどんな時間を過ごされていくのかとても楽しみであると共に

ちびっと羨ましい気持ちもありつつ全力でサポートさせて頂きたいと思います。


Godspeed you !