2018年10月18日木曜日

フレーミング。


みなさまごきげんよう。


さてLS650サベージですがご覧のように非常にカスタムちっくなフレームでして


横からのラインはリジッドフレームのそれに沿う形で尚且つ2本サスを備えるという

まぁワタクシの1号機も似たような感じではあるのですが

メインチューブが角パイプでシートレールが異様に細く


それでいてドライブベルトを避ける都合で左側のショックマウントが大きく突出

右側が極限まで内に寄っている事もあってこの突出は非常に目障りです。

純正フレームは厚み1.6mmのパイプと薄いプレスの補強で強度と軽さを得ておりまして

これはコレで当然よく考えられたフレームである事は確かです。


が、ぶった切りまして新しいフレームを構築していきます( ´∀`)

新たなフレームは厚み4mmの冷間引抜鋼管ですので

軽さは若干損なわれるかもしれませんが強度はバツグンです。

というかメーカーのように認定を受けるための諸々が無いだけに

基本的にオーバースペックに作っておかないと危険を伴います。


シートレールは普通の形として、尚且つ右側の出幅を最大として左右対称にするので

結果的に左側のショックマウント突出量を少なく見せる事ができます。


ショックスタッドを仮で装着してリアショックを装着しますれば

左側の35mmの飛び出しはかなり軽減された感じです。

キャッチャーがストライクゾーンぎりぎりのボール球をストライクに見せる

フレーミングという技術がありますがまさにそんな感じですね。


で、外装をサッサと作らなければならないのでバイク状にしてみました( ´∀`)

リア2本サスで作る場合、どうしてもリジッドと同じように

アクスルに向かってフレームを下げていきたくなってしまいますが

個人的にはそういうラインを狙うよりむしろサス付きでの限界ラインを狙ってやった方が

普通さを演出出来ますしショック長さも確保出来るので良いかと思います。

リジッドじゃ無いのにリジッドのラインというのは早い話が限界超えてますので。


因みにリアをサベージの15インチから16インチに変更しましたが

ちとリアタイヤがデカ過ぎるような気がするのでサイズは要検討って感じで

つまり何種類か色んなサイズのタイヤを買って試さなきゃいけなく

この辺が初めて改造するバイクの苦労するところですね。


それにしてもサベージというバイクですが

元々ビッグシングル大好きな私にとっては排気量こそ大きいものの

それならGB500ベースで628組んだ方が速いだろみたいな感じでGBに傾倒していた事もあり

全くスルーしていた存在ですが、こういう風に改造する場合一定の難しさはあれど

結構ビシッとキメればキマるバイクだと認識を改めました( ´∀`)

フレームをぶった切る前にかなり計測と検証を進めておいたのでサクサク進みますが

時間的な事もあるので仕上げは置いておいて外装の製作に進みます。

それではさらば!