2014年3月28日金曜日

純正ストライプ剥がし


みなさまごきげんよう。

昨日は鼻水とくしゃみが激しすぎて、鉄板の切断や溶接などとてもできない状態でしたよ。

ここ数年はあまり感じなかったけど、花粉症が再発したかなぁ。

さて、ツナギ記事の定番となったハイエース。

うすら長い横っ腹に「スーパーGL」と書かれたストライプが貼ってある。

音の出せない夜間に、このストライプをブチ剥がしました。


そして糊が全力で残っていますね。

ジムニーの純正ストライプ剥がしは結構依頼がありますが、

それらに比べたら年式の新しいハイエースは楽です。


よほど新しければ糊も綺麗に取れますが・・・・・

このくらいの年式だと、糊が中途半端に残るより、ガッツリ残ってるほうが楽です。


この分厚い糊はトレーサーを使って除去します。

ステッカーのフィルム上から直接トレーサーをかける場合もありますが、

フィルムがよほど硬貨していない限りは、剥がしてからのほうが効率がいいですよ。

フイルムが溶けて塗装面に焼きつくリスクも避けられます。


ギュンギュン取ります。

ここらへんはちょっとした工夫の積み重ねで、仕上がりや労力が決まってきます。


概ねOK・・・・

温度と角度と速度がポイントです。


粉がすごいが花粉よりはマシだ!

ちなみに少面積なら別ですが、溶剤系で糊を落とすのはかえって面倒でリスキーです。


糊を剥がし終えたら、今度はポリッシング。


幸い、焼けはあるものの段差などが無いので、3000~9800で研磨。

ジムニーの場合は、剥がし終えた後にクッキリと段差が出ることがあります。

スズキは塗装後比較的早くストライプを貼っているのかな。

あと、板金補修の際にストライプをマスキングして塗られている場合があります。

この場合は結構悲惨なことになるので覚悟が必要です。




ジムニーの場合こんな感じデスね。


屋外保管車なので、スケベな目で凝視するとストライプ跡が見えますが。


あまり深追いはしない。


あとは細かい仕上げをして完成です。



それではサラバ!












2014年3月26日水曜日

OLYMPUS TG-1


みなさまごきげんよう。

もうすぐ4月ですね。4月といえばポートメッセ名古屋でOFF LINEでございます。




いよいよイベントシーズン到来ですが・・・・

今年はちょっと機材の充実をはかりました。

愛機OM-Dには非常に満足しているけれど、どうしても苦手な場面がある。

室内撮りと、マクロだ。

カメラの設定もあるのだろうけれど、照明の落ちた会場とか室内では結構大変で、

5軸手ブレ補正をもってしてもシャッターはかなりスローになってミスショットが増える。

明るいレンズやマクロレンズを手に入れれば良いのだろうけれど、

その都度レンズを替える暇もレンズを買うカネも無い。




そこで記録用機材として目にとまったのがOLYMPUS TG-1。

かなりタフな工事現場仕様なコンパクトデジカメである。

耐衝撃性や防水12mとか、かなりシビアコンディションで使える性能も良いが・・・・・

なんとレンズは35mm換算で25mmから中望遠100mmのF2.0!

この明るさに加えて、スーパーマクロモードを搭載している。


TG-2という新型が出て安くなったTG-1、あまり使っていない中古を探して入手しました(貧

世間は増税前でなにやら騒がしい様子だが、

高額な買い物もしないうえに、中古ばかり買う自分にはあまり関係ないことを痛感した・・・・・・・

そしてこの写真、OM-Dで撮っていますがかなり頑張ってます。

カメラ細部に寄ってみたけど、室内の蛍光灯程度の明るさではブレまくりで使い物にならず。


同じ条件で、古い金庫の銘板。

これも相当数失敗したうちの一枚。

そういえばコレ、OFF LINEで手に入れたやつだw


OM-Dの簡易マクロモード。

かなり頑張ったが、これが限界。


20枚以上撮って、成功が3枚程度・・・・・・・



ここでTG-1に持ち替えてみる。


愛機OM-D

なんと一発で撮れた。


寄ってみる。


傷まで撮れる。


ON/OFFの表示がこんなに磨り減ってるw

乱暴に扱ってるわけじゃないのだけれど・・・・・・・結構ボロくなってる。。


同じ銘板で比べてみよう。


かなり寄れる!!


このあたりが限界か。

被写体に1cm程度まで近づくことができる。


こりゃすごいわ。


ミスショットも激減。



これでまた撮れる写真が増えるかなぁ。

なにより日常的に撮っている作業場がかなり暗いうえにコンディションも悪いから、

撮影に消費する時間とOM-Dの消耗を減ずることができそうだ。

まぁ腕も上げなきゃならないのだけれども。


OFF LINEの会場は毎回撃沈されているポートメッセ名古屋。

OM-DとTG-1で今度こそ撃墜してやろうと思います。


と、いうわけでOFF LINEで会いましょう♪




サラバイ!






2014年3月21日金曜日

激ヤセストライカー


みなさまごきげんよう。

ハイエースの話が続きますが

コウバチョッパーも着々と進んでおります。

オイルタンクがもうちょっと形になるまで、製作記は今しばらくストップです。


さて。

エンジンも静粛になって快適かと思われたハイエースですが。

アイドリングしているとカタカタカタカタカタカタカタカタカタ・・・・・・・・・・・・

と、リアゲートから音がします。

リアゲートを触ってみると、案の定ガタガタと動く。


ゲートが凹んでいるので、ちょっと押されているのかと思ってストライカーを見てみた。


するとフックが接する部分がこんなに磨り減っていた。

錆粉はストライカーの粉末です。


この摩滅分だけ、ゲートにガタが出ていたワケですね。

部品番号もわかるのだけれど、共販へ行くのも面倒だし2500円くらいはしそうなので。


樹脂のキャッチをリベット飛ばして取り外し、

摩滅部分に溶接肉盛りしてヤスリで削って修理した。

修理賃で新品が買えるくらいにはなるだろうが

修理して直るならそれで良い。

機能は新品と同じように回復するのだから。


錆を綺麗に落として錆止めに塗装して・・・・・



外した部品をリベットで締めなおして装着すると、当然ながらガタも異音も消滅した。

それにしてもウエザーストリップがビリビリやなwwww


車内が静かになったと思ったら、今度はフロントの足回りからギシギシ音がする。

ブッシュ類を交換しなきゃならないな。











2014年3月17日月曜日

廃エース復活


みなさまごきげんよう。

エアコン修理のはずが、関係ないところがぶっ壊れている廃エース。


折れたのはこのパイプ。

2000円くらいだと思っていたら、4000円弱もしました。


ラジエーター本体は横流れ式なので、このパイプで注水口を延長している。

元のパイプが茶色いのは錆びではなく樹脂の劣化。

冷却水の管理は良かったようで、クーラントに濁りもない。


補強部分を切って、とりあえずホースが刺さるようにはしておいたが・・・・


圧のかかる場所であるから、やはりこのくらいの差込長がないともたない。


PA66-GF30というのは、ポリアミドにグラスファイバーを30%含有しているという意味。

いわゆるエンジニアリングプラスティックというやつです。


試しに太いほうのパイプを軽く踏んでみたら、簡単に崩壊した。


内面はかなり劣化している。


外からの劣化も確認できますね。


こういった樹脂部品は補修がきかない。

10年落ちの車両だけど、10年もてば十分といえば十分なのかもしれない。

これが30年とか40年前の車両であれば、配管もラジエーターも金属製で、

そのものを修理して使い続けることが比較的容易である。


こういった樹脂パーツは錆びることがない。

つまり

整備もろくにしないユーザーにとっては錆によるコアの詰まりの原因をひとつ潰せる。

劣化して割れる頃にはもう乗り換えてしまっている場合も多かったであろうし。


しかしここ最近は長く乗る人も増えているから、樹脂製ラジエーターの破損もよく耳にする。

これからはまた新しい素材が出てくるのだろうか。




パワステベルトのテンショナープーリー固定ナットを、前作業者がナメてしまっていた。

テンショナーをエンジンブロックから取り外して、

14mmのナットを少し小さく削って13mmのソケットを叩き込んで外した。

ここはスペースが狭いうえにツバつきナットなのでレンチが斜めにかかりやすい。

レンチのかけやすいサイズのナットに交換して組みなおした。

わずか数ミリの確保だが、作業性が随分良くなった。


みっちりとエア抜きをして、真空引きとガスチャージを経てようやくエアコンが復活しました。



これからどこが壊れるのか、不安でイッパイですww







2014年3月15日土曜日

コンプレッサーを交換したら。


みなさまごきげんよう。

リビルトコンプレッサーが届いたので交換しましたよ。


ブタの線香立てに似ている。


マグネットクラッチの不具合であって、コンプレッサーはロックしていなかったのだけれど・・・

16万キロ回り続けたコンプレッサーもろとも交換してしまうことに。

元のコンプレッサーはリビルト屋さんでまた綺麗に生まれ変わる。


ケバケバしていない。


この部分は現車と交換する。

オイルも注入済みで弱く圧をかけた状態で送られてくる。

さて交換作業ですな。



シートを外してカーペットを清掃。

汚物とともに現金12円をゲットしました。

これで室内から出てきたお金は全部で29円です。


そしてトリム類を外してカーペットを捲って清掃・・・・

埃が溜まっていたサイドブレーキ周りも綺麗にした。

で、サイドブレーキが付いているパネルを外すと、コンプレッサーが下の方に見える。



非常に狭い・・・・・・


コンプレッサー自体は4本の超長いボルトで締めてあるが、

10数年は緩めていないので固着気味であるから手でするすると抜けてこない。

狭いスペースで少しずつ工具を振って取り外した。

ディーラーに頼んでコンプレッサー交換10万円とはよく聞くが・・・確かに。


下側の2本のボルトは車上からは見えない。

こうして外してみると結構疲れていますね。

エアコンサイクル内が綺麗なことを確認してから、ネジを手入れして組み付ける。


組みはネジが最後の方まで手で締めていけるようにしておいたので楽だった。

タップ立てやダイスかけ、スレッドコンパウンドの塗布は面倒だけれど、

作業が格段に楽になるし次回の分解もスムーズになる。


あとはベルトを張って念のためリキッドタンクも交換して真空引きとガスチャージで完成です。


ネジの手入れもそうだけど、エンジンルームはなるべく綺麗に保つようにこころがけている。

どれだけ外装がボロい車両でも、お金がなくても、そういうことは常にやってきた。

綺麗にするとトラブルも見つけやすいし、なによりカネがかからない。



運転席の下側は中々アクセスすることがないので、フレームや配管などを拭き掃除する。

するとラジエータキャップ付近にある細いホースのクランプに冷却水の滲みが見られたので、

様子を見ようと手を触れるとポロリと折れた。



詰まっているのはスラッジではなく、劣化して脆くなった樹脂のパイプ・・・・・

最初はラジエーター交換かと冷や汗をかいたが、どうもここは別部品になっている様子。


さっそくトヨタ共販にて部品を注文してきました。





・・・・・・・・・





それにしても次々と壊れるなぁ